一見凶暴なホホジロザメ! でも「ウバザメ」の味は昭和の味

世界最大級のサメの剥製

大泉インターから高速で車を走らせること2時間あまり。東京外環自動車道から常磐自動車道を経て水戸大洗インターでおりる。一面の畑を臨みながら、海沿いにそびえる7階建ての大きな建物を目指した。

世界最大級のサメの剥製---それを一目見たいと、わたしはアクアワールド茨城県大洗水族館を訪れた。

水族館のエントランスを入り、マイワシの水槽を抜け、吹き抜けの天井を見上げると、その美しいフォルムの巨大ザメが大きな口を開けて、わたしを見下ろしていた。この剥製は2007年4月24日に茨城県日立市の沖合約4キロのところにある定置網にかかったもの。体重4.6トン、全長8.64mにも達する巨体だ。このような大型のサメが国内で見つかるのは非常に稀なこと。噂によればこの剥製は1000万円近い費用をかけて作られたという。

大洗水族館のウバザメの剥製と筆者

このサメは世界で2番目に大きい魚類である「ウバザメ」。にも関わらず、プランクトンしか食べない。体色やそのサイズから凶暴なサメと勘違いされてることもあるが、実はおっとりした性格のサメなのだ。ウバザメは世界中のどの水族館でも展示飼育がされていないだけでなく、現在、ワシントン条約により、国際的な商取引が規制されている。この希少性からも、高額な費用をかけてでも博物展示をする価値が十分にあると言えるのだ。

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