ブルーバックス
『「ネイティブ発音」科学的上達法』
おどろきのストレッチ式発声術
藤田佳信=著

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さよなら、カタカナ・イングリッシュ!

 ネイティブ独特の「英語の響き」は、ダイナミックな口筋の動きと、メリハリを効かせた“省エネ発音”が生んでいる。日本語特有の「控えめな」筋肉の使い方から脱出して、英語らしく響かせる「口」と「舌」を手に入れよう。初学者はもちろん、中級以上の「壁」を破るのにも最適な「ストレッチ式」を、開発者が初公開!

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はじめに

 本書で解説する「ストレッチ式発声法」を,大学外で初めて紹介したのは,5年ほど前のことです。知り合いの記者さんのすすめで,読売新聞大阪本社で一般向けの教養講座を催しました。

 講座は「英語でお口のラジオ体操」と銘打ち,多数の応募者から抽選で選ばれた約 30 人のシニアの方たちと,みんなで一緒に発音&発声練習をしました。NHK のテレビ番組「英語でしゃべらナイト」でレギュラーを務めていた「パックン」(パトリック・ハーランさん)が,「聞き役」として手伝ってくれました。

 英語は,超エネルギッシュなことばです。英語の音声は,呼吸・発声・調音器官のさまざまな筋肉を活発に,精力的に働かせることでつくられます。その点で,日本語の音声をつくる「控えめな」筋肉の働かせ方とは対照的です。私たち日本語話者にとって,英語の音声は意識しないとつくれません。講座の主たる目的は,ネイティブ・スピーカーの筋肉の働かせ方に注目し,参加者自ら口の筋肉をストレッチすることで,英語のエネルギッシュな音声を体感してもらうことにありました。

 講座の参加者は,英語を話せる人や英会話学校に通う学習意欲の旺盛な人たちです。みなさん熱心にメモをとり,パックンのダイナミックな口の動き,ダイナミックな筋肉の働かせ方に驚きを隠せません。参加者のあいだでは,〈なるほど言われてみれば,口や舌やあご,顔の筋肉がしっかり働いているね〉という発見があったようです。

 主催者から,反響はとても好評だった,と聞きました。新聞には,「口の開き方や,動かし方をわかりやすく教えていただき,発音の基本がよくわかりました」などのコメントが載のっていて,私も大満足!でした。

 本書には,日本語式の発音から大脱出し,カタカナ・イングリッシュにさよならする方法が書かれています。

 すなわち,どうすればあなたの声が,ネイティブ・スピーカーのように英語らしく響くのか,そのための「コツのコツ」をお教えします。