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芸能界と暴力団第2部「島田紳助裁判」でも明らかに ヤクザと芸能人ズブズブの関係をバラす!
大特集

暴力団幹部を同席させて交渉

「復帰なんて2000%ないからな!」

島田紳助は8月26日、大阪市内のライブイベントで舞台に上がり、聴衆の喝采を浴びた。本人はこの時点では、芸能界復帰という夢を捨てていなかったのかもしれない。

だが、皮肉なことに、この日、まさに紳助の芸能界復帰は「100%ない」と断言できるような決定が最高裁判所で下された。

紳助が不動産取引の会合に山口組系暴力団「極心連合会」の幹部を伴って現れるなど、紳助と暴力団が「ズブズブの関係」である決定的な証拠を本誌'11年10月15日号は報じた。

この記事の内容に対し、紳助と吉本興業は「全ては虚偽」で、名誉毀損にあたるとして損害賠償を求めて提訴。二審の東京高裁は、記事内容を「真実と信じるについて相当の理由があった」として紳助、吉本興業の訴えをすべて退け、本誌の「完全勝訴」となる判決を下した。

今回、最高裁は紳助と吉本興業の上告を棄却し、二審判決が確定したのだ。

改めて記事を振り返ると、紳助と暴力団の異常なほどの親密さが浮かび上がってくる。舞台となったのは古都、京都だった。

紳助はJR京都駅や阪急河原町駅近くの広大な土地を手に入れるために、この物件の「キーマン」と呼ばれる、地元の人権団体「崇仁・協議会」会長・川村眞吾郎氏に面談することを熱望していた。

そこで紳助は中堅建設会社の京都支社に勤める会社員とこの土地取引をめぐって面談した際に、川村氏を紹介するよう依頼。その面談の場には極心連合会の幹部がいたと、この会社員は本誌に証言している。

また、紳助が頭を下げてまで会いたがった川村氏は、当時こう語っている。

「そんな依頼があったのは事実です。でも、私は会わなかった。あそこは暴力団の絡む難物件だから、紳助さんのような芸能人が触れる案件じゃない、だから相手にするなと返事したんです。もちろん紳助さんにも暴力団とのつながりがあるのは知っていました」

単に付き合うどころではない。紳助は、暴力団と一緒になって不動産ビジネスをしようとした。そのことが、事実として最高裁に認定されたのだ。

記事中には、'09年に開かれた崇仁・協議会のパーティ会場に、紳助がある大物アイドル歌手を呼ぼうとしたエピソードも書かれている。芸能界に一人、こうした「黒い人脈」を持つ大物がいたら、それが周囲の若い芸能人にもじわじわと広がっていくことを証明している。

第1部の対談でも触れたが、紳助は極心連合会会長の橋本弘文氏に加えて、山口組ナンバー2で弘道会会長の髙山清司氏とも親しく、彼ら山口組「最高幹部」二人とのスリーショットまで存在した。大物は大物と付き合うということだろうが、様々なレベルで、芸能界とヤクザは結びついている。山口組系暴力団の元幹部が言う。

「芸能人がヤクザと付き合うメリットと言えば、駆け出しならタダで派手な飲食や遊びができること。ある程度のクラスになれば、後ろ盾でしょうね。紳助のようにきわどい不動産ビジネスを行う場合、極心連合会の橋本さんの名前は強力な後ろ盾になる。

逆にヤクザにとってのメリットは、大体は見栄です。紳助のように一緒にビジネスをやるなんてごく稀で、ヤクザが芸能人と付き合っていても、カネになるケースはほとんどない。むしろ出費がかさむだけだよ」

日本全国で暴力団排除条例が施行され、一般人が表立って暴力団と交際することは不可能になった。そのため、ヤクザと芸能界との関係にも変化が生じているという。

「芸能人がヤクザと付き合う理由のひとつは、トラブルに巻き込まれたときの処理を頼めるからです。ところが、最近はまず警察に相談するように指導されているようです。

でも現実問題として、警察に頼めないトラブルもありますよね。オンナ絡みとか、事務所の移籍とか。警察は犯罪行為でないと動けませんからね。そうした場合は、芸能人もヤクザに頼らざるを得ない。それにしたって、ヤクザがそれをネタに大金を引っ張るなんてありませんよ。恐喝で警察に駆け込まれたら割に合いませんから」(前出とは別の山口組系暴力団元幹部)

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