ハリー・ポッターの世界が日常!? 800年以上の伝統息づくオックスブリッジの生活

オックスブリッジ卒業生100人委員会
明治期の三菱4代目、岩崎小彌太も留学したケンブリッジ大学ペンブルック・カレッジのフォーマル・ホールにて友人と。一緒に写っている友人とはこの時が初対面。

ちなみにオックスブリッジでは、公式な場において黒のスーツかタキシード、そしてアカデミックガウンの着用が求められる機会が非常に多い。実際にオックスブリッジの街では、夜7時を過ぎると、タキシードやガウンを着た若者が、当然のように歩いている光景を目にする。それが、彼らにとって「日常」であるという「非現実的な現実」がそこにある。

オックスブリッジの流儀Ⅳ:グローバルリーダーの登竜門「ブルー&ユニオン」

オックスブリッジ生は課外活動にも熱心である。具体的には、部活動やサークル活動であるが、とくに有名なのが、「ブルー」と「ユニオン」である。

「ブルー」というのは、オックスブリッジの「大学レベルの」運動部のこと。各カレッジもいろいろな部活動をもっているが、それらのカレッジとは別に「大学代表」としての部活がある。大学の代表として選ばれし者が「ブルー」の称号を得るのだ。

オックスブリッジは、運動部だけではなく、文化部も"アツい"。その代表格がディベート部である「ユニオン」だ。「Oxford Union」、「Cambridge Union Society」という大学の名前を冠したそれは、これまで世界のリーダーとして活躍してきた人物の多くがかつて所属していた、いわばリーダーの登竜門の一つであるとも言える。事実、ハフィントンポスト創業者・ハフィントンもかつてCambridge Union Societyの女性プレジデントだった。世界中から著名な講師を呼んで議論を重ね、数々の答えがない問題に対してディベートを行うことで、発言力や聴衆を惹きつける術を身につけていく。もちろん、初心者にはディベートのルールから初歩的な実践練習まで、上級生が手とり足とり教えてくれる。

ケンブリッジ・ユニオン・ソサエティにて、勇気を振り絞って発言。最初は緊張で冷や汗だが、慣れてくると面白くなってくる。

オックスブリッジでは、このような部活動、フォーマルホールを通じて、分野横断的な友人関係が提供され、答えのない問題を様々な角度から議論する訓練がなされる。