毎日フォーラム~毎日新聞社

10月から全ての物品に拡大
訪日外国人対象に消費税 土産物商戦に活気[免税品]

2014年09月16日(火) 毎日フォーラム
毎日フォーラム
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松屋銀座(中央区)地下1階の酒類売り場。壁いっぱいに、日本酒4合瓶がずらりと並ぶ。

日本を訪れる外国人旅行者が昨年、初めて年間1000万人を超えたというニュースは記憶に新しい。今年も外国人旅行者は順調に推移しており、百貨店業界は外国人客への新たな積極策を準備している。10月から、訪日外国人客が免税店で購入する物品にかかる消費税の免税対象が消耗品にも広がり、全ての物品が免税になるからだ。土産物として人気が高い食品、飲料、化粧品類が免税になれば、絶好のビジネスチャンスだ。

2020年の東京五輪・パラリンピック開催の決定や国連教育科学文化機関(ユネスコ)が和食を無形文化遺産に登録した「追い風」もあり、訪日外国人は今後も増えそうだ。

日本政府観光局によると、今年1~6月の訪日外国人数(推計値)は前年同期比26・4%増の626万400人。国・地域別では(1)台湾139万1000人(2)韓国127万6000人(3)中国100万9200人(4)米国44万6300人(5)香港42万1000人――となっている。上位三つの国で約6割を占める。伸び率は中国が88・2%と大きい。日中関係悪化で伸び悩んだ昨年の反動と、航空便の新規就航などが要因という。

日本での消費額はいくらなのか。観光庁の「訪日外国人消費動向調査」によると、今年4~6月の訪日外国人1人当たりの旅行支出は14万3942円で、前年同期と比べると7791円(5・7%)増えた。土産物などの「買い物代」が4万9763円で全体の3分の1強を占める。このうち中国人の買い物は12万245円と突出している。消費総額も21万1784円と大きいが、中国人は半額超を買い物に充てていることが分かった。

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