町田徹「ニュースの深層」
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小渕優子経産大臣が、「真の総理候補」となるために
原発再稼動はじめ電力問題でやるべきこと

2014年09月09日(火) 町田 徹
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原発再稼動問題をはじめとする日本のエネルギー政策を、どう立て直すか?     photo Getty Images

先週(3日)の内閣改造で誕生した小渕優子経済産業大臣の記者会見などでの何の変哲もない言動を大袈裟に報じる新聞記事が目立っている。

「初の女性総理候補」に関する報道に問題あり

本人が「地元と相談」と即断を避けたところ「原発再稼働へ地元行脚‐小渕経産相、川内など検討」と朝刊の経済面アタマ記事で報じた日本経済新聞や、ネット版のMSN産経ニュースで経済産業省への登庁を「重責に緊張感の登庁、足早に執務室へ」と映画祭に現れた大物女優のものと間違うような雑感記事に仕立てた産経新聞の記事が、それである。

こうした報道をみていると、「初の女性総理候補」という評判に冷静さを失い、小渕経産相を大きく扱おうという意図の存在を感じずにはいられない。こうした記事がきっかけとなって国民的な人気を得た政治家が過去にいたことは否定しないが、実力が追い付く前に内閣総理大臣に就任するような事態になれば、それは国民だけでなく本人にとっても不幸だろう。

政治家にとって大切なのは、実績を積み、実力を付けること。できることならば、小渕大臣には、福島第一原子力発電所の爆発事故以来、混迷を極める電力・原発政策の再構築などで汗をかき、その功績をもって総理候補に名乗りを挙げてほしいものである。

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