【舛添都知事日記】国家間外交の補強のためにも、北京が加盟しないアジネットは組織替えが必要!
アジア大都市ネットワーク参加国。今回は6ヵ国のみ参加。 出典:アジネット公式サイトより

ロシア訪問を終えて

9月3日に日本を発ち、ロシア・トムスクで開かれた「アジア大都市ネットワーク21(アジネット)」の第13回総会に出席した。帰路の途中、モスクワでは、ソビャーニン市長と会うこともできた。

トムスクは、西シベリアに位置する自然に恵まれた地域であるが、この季節に、朝晩は零度近くまで気温が下がる。真冬にはマイナス30度、40度という酷寒だそうで、マイナス62度という記録もあるという。幸い、総会の期間には、好天に恵まれ、15度近くまで気温が上がり、快適であった。トムスク大学で講演したり、「ダーチャ」と呼ばれる郊外の別荘地も訪ね、地元の人々の歓待を受けた。

総会では、都市住民の生活をいかに快適なものにするかというテーマで、加盟都市の事例発表があった。参加したのは、トムスク、ハノイ、ベトナム、バンコク、ソウル、東京であったが、各都市がさまざまな問題をかかえていることを認識し、都市間協力で問題解決を図るということで合意した。

個別のプロジェクトについても、環境、スポーツ交流、外国語研修、感染症対策など、成果が上がっており、今後とも継続していくことが決まった。私の出張中に、東京を中心にデング熱患者が増えていったが、東京都としては、国や関係自治体と協力して、万全の対策を講じたいと思う。メンバーである東南アジアの都市は、デング熱対策の経験を蓄積しており、この都市間ネットワークを活用して、有効な対策を教えてもらいたいと思っている。

それにしても、地球温暖化の影響もあり、熱帯性の感染症も日本で流行るような状況になっている。2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会は真夏に開かれるので、感染症対策も忘れてはならない課題となろう。

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