大企業の中堅社員へ「組織に属しながら新たな価値を創出する"サラリーマンイノベータ―"になれ!」柳内啓司(TBS)

2014年09月09日(火) モリジュンヤ
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サラリーマンイノベーターのススメ

今回は「サラリーマンイノベーター式仕事術」というテーマでお話させてもらいます。イノベーターというと組織から独立して新しいことを推進する人々という印象を持っているかもしれません。しかし、未来に企業が生き残っていくためには、会社内におけるイノベーター人材「サラリーマンイノベーター」が必要です。

サラリーマンイノベーターとは、「組織に属しながら新たな成長産業、市場への参入を果敢に推進できるビジネスマン」のこと。「サラリーマンでそんな働き方ができるの?」と疑問を抱く方もいるかもしれませんが、今日はそうなるためのヒントを紹介していければと思います。

多くの大企業にはイノベーションのジレンマが存在します。多くの大企業が安定的なビジネスモデルを抱えているため、新興市場に参入する必要がありません。むしろ、新しいビジネスを始めるとそれが既存のビジネスモデルを崩してしまう恐れがあるのです。

現代はヒト、モノ、カネ、情報の流動性がどんどん高まり、ビジネスモデルの寿命が次第に短くなってきています。かつては同じビジネスモデルで30年ほどはお金を稼ぐことができていましたが、今では10年ほどで次の新しいビジネスを生み出す必要が出てきています。

こうした時代背景の中では、企業もそこに所属する人間も、新たな商品の開発、イノベーティブなものを生み出すことに取り組まないといけません。そのためにはルーティン・ワークを越えて、新しいことを仕掛ける人材が組織にも必要なのです。

サラリーマンイノベーターに必要な力

では、こうした人材になるためにはどういった力が必要なのか。私は「新しい情報にアンテナを張る力」「外部のリソースを調達する力」「社内調整をする能力」の3つが必要だと思っています。

サラリーマンイノベーターになるために必要なこれらの力を身に付けるために私が実践してきた仕事術をいくつか紹介していきます。

・社内外に情報を発信する

私は入社して数年経った頃、社内外の人間に向けて、海外メディアの取り組みや、IT系の友人から教えてもらった最新のトレンドなど、自分のやりたいことにつながる情報を発信していました。

社内においては情報を受け取った相手にとっては情報を得るメリットがあり、発信した自分にとっては「面白い情報を知っている人間」というキャラ付けが可能になります。社外でもSNS等を通じて情報を発信していくことで、様々な人に会うことができますし、相談を持ちかけられて仕事になることもあります。

情報を発信していると自分のところに有益な情報が集まってきます。私は情報発信の結果、システムの開発をすることになったり、企画が実現したり、と業務につながることがありました。

・まず始めて、実績を作る

次に有効な手段として業務外でひとまず始めてみる、というものが挙げられます。まだお金も産まないし、会社は業務として認めてくれないことであっても、業務外でとりあえず始めてしまって実績を作り、事例にしてしまうのも選択肢のひとつです。

私が担当している番組も、最初は「デジタルで番組を盛り上げよう会議」という、デジタルでの番組制作やプロモーションをしたいと考えている有志が集まっていた勉強会から始まって事例になり、業務として認められました。

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