堀義人「100の行動」

【法務 その2】 日本法曹界の量、質、そして制度面での拡充を!

2014年09月06日(土) 堀 義人
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〔PHOTO〕gettyimages

今回も数字から入ってみたい。

「アメリカ:日本=389:29」

直近の数字だが、実に13倍以上の開きがある。

日米の人口10万人あたりの法曹人口の格差だ。

日本は欧米に比べて、弁護士の数、裁判官、検事を含めた法曹人口が少ないと言われてきた。このため、日本でも弁護士などの法曹人口を増やし、法曹の質を高めようと、ロースクールの導入などがおこなわれたわけだが、ここで、もう1つの数字を見てほしい。

「93%」

日本にあるロースクールで、定員割れを起こしている学校の割合だ。異常な数字だ。

経済や社会のグローバル化の流れの中で、ビジネスの世界や行政の世界においても確実にリーガルイシューのニーズは高まっているにもかかわらず、日本の法曹界はいびつな司法制度改革によって、ロースクールにも法曹を目指す人材が集まらず、危機的状況に瀕しているといえる。日本の法曹界の競争力を底上げする改革が必要だ。

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