月額1000円で60万冊読み放題も~3つの電子書籍定期購入サービスを比較する~

読み放題の電子書籍サービスの問題点

一定額を支払えば使いたい放題という定期購入は、インターネットのために作られたモデルのように見える。ネットフリックス(Netflix ※米国版ツタヤ)は、ほぼ限りない量の映画とテレビ番組を供給している。音楽に関しては、スポティファイ(Spotify ※世界最大手の音楽ストリーミング配信サービス)が同じことをしている。これは、定期購入を継続するために、毎月、少額の料金を支払いさえすれば、自分が見たり聞いたりできる限り、いくらでもテレビ番組の放映や音楽を入手できる、便利で楽しめるモデルだ。

それならば、この定期購入モデルに書籍を加えないという手はないだろう。実際に、いくつかの会社がこのサービスをはじめている。月額10ドル、またはそれ以下で、カタログ内の本に無制限にアクセスできるという、電子書籍の定期購読サービスだ。これまでのところ、もっとも注目すべき市場参入者はオイスター(Oyster)、スクリブド(Scribd)、そして7月からはじまったアマゾンのキンドル・アンリミテッド(Kindle Unlimited)だ。

この定期購読は一見、魅力的に思える。月に2冊程度の本を読む人は、少しばかりの節約になるし、もっとたくさん読む人なら、かなりの節約になるだろう。

しかし、そこには大きな問題がある。これらは何十万冊もの本を提供しているものの、新刊書の多くがそのなかに含まれていないのだ。なぜなら、これらのサービスと多くの大手出版社が、特に新刊書に関しての契約を結んでいないからだ。そのため、古い本でも構わないという根っからの読書好きでもない限り、定期購読料金を毎月支払うのは避けたほうがいいだろう。

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