次男の逮捕から1年 みのもんた「謹慎中に考えたこと、すべてお話しします」スクープ・インタビュー120分! 

2014年09月09日(火) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

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結局、STAP細胞の問題は、理研の笹井芳樹さんの自殺という悲劇を招いてしまった。なにか悪いことが起きてしまう予感はしていました。

ロッキード事件が騒ぎになったときは、田中角栄さんのお抱え運転手が自殺してしまった。ダグラス・グラマン事件のときも日商岩井の常務がやはり自殺した。矢面に立たされ、たまらなくなった当事者が、追い詰められて自殺するというケースは過去にいくつもあった。こういった構図の問題点を報じるべきだと思う。

福島原発の汚染水の問題もそう。僕は凍土による止水壁について、最初から「そんなの無理だよ」と言っていたけれど、やっぱり難航している。当たり前です。ツンドラの永久凍土とは違うんだから。

僕は原発の取材に10回以上行きましたが、汚染水を入れるタンクもダメになると予見していました。当然です。見に行った時点で、錆びが生じていたのですから。あまりに稚拙ですよ。

今のワイドショーやニュース番組には、思ったことを平気でどんどん言って、火中の栗を拾うような奴が見当たらない。一人ぐらいは、いたっていいんじゃないですか?

『朝ズバッ!』が始まって間もないころ、自民党政権下で、ある与党議員が「みのもんたは生意気だから、国会に呼んで喚問しよう」と言っていました。それを伝え聞いた僕は「よし、行く」と言っていたんです。嬉しかったくらいですよ。得意のパネルを見せながら答弁をしてやろうと張り切っていました。

ところが、今度は逆に「やっぱり呼ぶな。国会で何を言われるか分からない」ということになった。失礼な話ですよね。

タモリとは違うから

最近のテレビが権力に弱くなったのは確かです。堂々と論陣を張っていないように見えますね。

生意気に聞こえるかもしれませんが、僕が辞めてしまったことで、視聴者が損をしているような気がします。さまざまなネタがあるのに、どのワイドショーもきちんと扱っていないように思いますから。

ニッコクの社長も務めていますが、僕の本業はあくまでアナウンサー。チャンスがあれば、まだしゃべり続けたい。だけど、いまさら僕がお笑い系の番組をやったって、仕方がない。ほかに人材がたくさんいるんですから。できることなら、昔の『11PM』のような番組で、政治からカルチャーまで幅広く語ってみたい。

情報報道番組については、話が来てから考えたいと思いますが、ジャーナリズムへの興味や関心は以前と変わりありません。今の日本国民は政治を「人任せ」にしすぎています。

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