データ時代におけるメディア成功の方程式とは? 米スタートアップスタジオ「Betaworks」パートナーが語る
登壇したアンドリュー・マクローリン氏(Betaworks パートナー / Digg CEO / Instapaper CEO)

9月2日(火)、スタートアップの育成・支援をおこなう「Open Network Lab(オープンネットワークラボ)」主催のイベント「米国でスタートアップ企業支援を行うBetaworks社(以下、ベータワークス)が語る、データを活用したバイラルメディアの育て方とは?」が開催された。

同社については以前、「新興メディアサービスを産み・育てるNYのシード投資&メディア・スタジオ『ベータワークス』」という記事で取り上げたことがある。

今回、登壇したのは、ベータワークスにてパートナーを務めると同時に、ソーシャルニュースサービス「Digg(ディグ)」とあとで読む系のサービス「Instapaper(インスタペーパー)」のCEOであるアンドリュー・マクローリン(Andrew McLaughlin)氏

これまで、グーグル社のグローバル公共政策部門でディレクター、米大統領府で最高技術責任者(CTO)補佐、Tumblr(タンブラー)の副社長、Code for America(コード・フォー・アメリカ)のボードメンバーなどを歴任してきた人物だ。そんな同氏がこれまで120社以上の新興メディアサービスを手がけてきたベータワークスのデータから得た知見を共有してくれた。

現時点の結論は「人力+アルゴリズム」

このソーシャルメディア時代には、ツイートやいいね!、シェア、クリックなど、さまざまな性質の「データ」が大量に生まれ、解析されている。そのため、データを活用したメディアづくりが増えているが、ベータワークスはスタートアップ投資や育成を通じて多くの取り組みをおこなっている。

「年間10~12個ほどのメディアサービスをつくっている」とマクローリン氏はベータワークスを紹介する。そんな同社で出た、データ時代のメディアに関する結論は「Human + algorithm > human or algorithm」であると語る。つまり、すべて人力もしくはアルゴリズムでメディアサービスをつくるよりも、人力とアルゴリズムを掛け合わせたほうがいい結果のことが多いそうだ。

また、この時代のメディア成功の方程式についても紹介した。まず成功するメディアの要素として重要なのは「コンテンツ/コミュニティ/コマース」の3つ「C」だという。ベータワークスの投資先ではクラウドファンディングサービス「Kickstarter(キックスターター)」はこの3つを横断しているものの一つだろう。

次に挙げたのは、「リアルタイム/ビッグデータ/ソーシャル/モバイル/デザイン」の5つ。これらは会社をつくる際や投資するときの基準として考えているものだという。

リアルタイムでは、リアルタイム解析サービスの「Chartbeat(チャートビート)」、ビッグデータではURL短縮サービス「bitly(ビットリー)」、ソーシャルではバイラルメディアの「BuzzFeed(バズフィード)」、モバイルではモバイルゲームの「Dots(ドッツ)」、デザインでは「Medium(ミディアム)」などが筆頭と言える。

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