ふっしーのトキドキ投資旬報

個人消費低迷に打開策はあるか!? 日本中に蔓延する「失望最小化戦略」について

2014年09月02日(火) 藤野 英人
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〔PHOTO〕gettyimages

消費増税後の景気動向についての錯覚

私は仕事柄、北は北海道から南は沖縄まで日本中を年中うろうろしています。年間の3分の1以上を東京以外の場所で過ごしています。そこで"つい最近まで"感じていたのは景気回復の兆候が非常に力強いということでした。

新幹線や飛行機はいつも混雑していて、道路も渋滞しています。ホテルや人気のレストランもなかなか予約が取れません。私はそういう自分の肌で感じる景気をとても重要視しています。私が今の仕事を始めてからその「感覚」が外れたことはほとんどありません。

ところが、個別企業の数字やマクロの数字を見ると、4-6月の消費税の反動減を考慮に入れたとしてもなお消費の数字が弱いことに驚かされます。7月に入ってからも依然として悪いまま。自分の肌感覚と実態の数字との間に歴然とした差があるのです。

これはいったいどうしたことでしょうか? 私の感覚がおかしくなってしまったのか。それとも何か見落としがあったのか。はたまた、政府が言っている通り、消費税の反動があって統計上の数字の悪さとは裏腹に実質景気は回復しているということなのか・・・。

それから注意深く観察しながら、いろいろな人(いろいろな立場や年齢層、男女や都市部や地方の人など)と議論をしたりしているうちに、次のような見方に確信を深めつつあります。

日本は「動く人」と「動かない人」に二極化しているのではないか---。

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