高級ホテルが大合唱「LGBTのお客様、大歓迎いたします!」

ニューヨーク・タイムズ(USA)より

2014年09月01日(月)
〔PHOTO〕gettyimages

カジノ産業で有名なラスベガスの観光局が制作したCMが話題になっている。

ある男女のカップルがホテルにチェックインしようとすると、フロント係が「少々お待ちください」と言って、姿を消す。その間、女は化粧室へと行き、残された男の近くには、別の男性客が一人やってくる。そこで、さっきとは別の係が現れ、「では、ジェントルマンなお二人様の手続きをしましょう」と笑顔で応対する。つまり、このスタッフは、ごく自然に男たちを恋人同士だと思ったというわけだ。

ニューヨーク・タイムズ(USA)より

このCMの狙いは、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人々の総称)の旅行客を誘致すること。ニューヨークやカリフォルニアなど19の州と首都ワシントンで同性婚が認められている米国では、現在、LGBTの消費者を意識したキャンペーンが、旅行業界を中心に続々と登場しているのだ。こうしたトレンドには、ヒルトンやマリオットといった大手ホテルグループも加わっており、たとえばヒルトンでは、LGBT向けのウェブサイトを設け、CMやポスターを制作し、専用のハネムーンプランを提供するなどしている。

米国では、LGBT旅行者のもたらす経済効果は年間700億ドル(約7兆円)にも上るといわれている。今後、世界的に同性婚の合法化が進めば、その規模はさらに拡大すると予想され、業界のLGBT熱はますます高まりそうだ。

COURRiER Japon
2014年9月号

(講談社刊、税込み800円)発売中

amazonこちらをご覧ください。
楽天
こちらをご覧ください



最新号のご紹介

COURRIER最新記事
Ranking

「クーリエ・ジャポン」 毎月25日発売

More
Close