ニュートン、アダム・スミス、ダーウィン…世界の偉才を産んだ「オックスブリッジの流儀」とは

2014年09月08日(月) オックスブリッジ卒業生100人委員会

オックスフォード大学の中心部ラドクリフ・スクエアとカレッジ群

在校生・卒業生100人でオックスブリッジの魅力を伝えたい

「オックスブリッジ」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

そう、800年以上の歴史を持ち、アメリカのハーバード大学やスタンフォード大学と並び称される世界に冠たるイギリスの名門大学、オックスフォード大学とケンブリッジ大学のことである。この二つの大学を指すとき、イギリス人は「オックスブリッジ」という。

世界ランキングトップに君臨し続け、イギリスの教育の場の象徴的代名詞でもある、オックスブリッジ。各国の王室や首相、世界で一番のノーベル賞受賞者などを輩出する英国の力と誇りの源。また、ハリーポッターの舞台でもあるほどの物語のような世界が今なお存在し、多くの学生を魅了し続けている。しかしながら、日本において書籍やウェブでも得られることのできる実情は、驚くほど少ない。まさに「ベールに包まれたオックスブリッジ」である。

中に入ってみると、そこには知識だけでなく品格を養い、人脈を広げる、オックスブリッジ独特の「流儀」があった。本連載では、800年以上に渡って受け継がれるこのオックスブリッジの流儀と、それをもたらす独自の教育システム、学生生活や研究環境などを紹介したい。また、入学までの道のりや大学の合格のためのコツなど、これまであまり明かされてこなかった一面も含めて、在校生・卒業生がリレー形式で、オックスブリッジを丸裸にしていこうと思う。

日本では現在、ビジネスにおいてもアカデミックな面においても、「グローバル」な競争力を持った人材・リーダーをいかにして育てるかについての議論が活発に行われている。世界を牽引する人材を多く輩出してきたオックスブリッジの内情を紹介することで、そのような課題を抱える日本にいくばくかのヒントを提供できればと思う。そして、「オックスブリッジの流儀」にまつわるエピソードやストーリーを紐解いていくことで、これから留学を考えている人や、ご子息の留学を考えている方に、オックスブリッジをより身近に感じてもらい、ぜひ、一度足を運んでもらうことができれば本望である。さらには何故オックスブリッジの卒業生達がイノベーションを起こし続け、各界をリードする人材となっているのか、ビジネス現場でも役立てることができる「実学」になればと思っている。

この連載を始めるにあたって、オックスブリッジの在校生・卒業生約100名が集まった。彼らの多くが、自分たちの知る「ありのままのオックスブリッジ」をという思いでこの企画へ参画している。「オックスブリッジ」とは、そもそも2つの異なる大学であり、奥深すぎる歴史・制度故に、決して誰ひとり、その全貌を書くことができない。だからこそ、100人が自分の知るオックスブリッジを等身大の目線で語ることで、オックスブリッジの全体像を、一緒に探求していけたらと思っている。




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オックスブリッジ卒業生100人委員会

オックスブリッジの魅力や、進学までの道のり、学生生活での体験などを発信することで、より多くの人にオックスブリッジの魅力を伝え、チャレンジしてくれる人を増やしたいとの思いを共有する在校生・卒業生有志による委員会。