選挙 防衛・安全保障
石破茂地方創生担当相、11月9日衆院選の舞台ウラ
挙党態勢!?                                                                                    photo Getty Images

“石破騒ぎ”は、いったい何だったのか――。自民党の石破茂幹事長は、最後は白旗を掲げて安倍晋三首相が強く求める入閣を応諾する。閣僚ポストはほぼ間違いなく新設の地方創生担当相である。

キーポイントは菅・石破会談

手前味噌で恐縮だが、筆者は8月27日夜のBS11『報道ライブ21-INsideOUT』に出演、石破氏が総務相兼務はない地方創生相を受けるのは確実だと語っていた。なぜ、そこまで言い得たのか。もちろん、理由がある。

前日の26日午前、東京・永田町の自民党本部で安倍首相(総裁)と石破幹事長も出席した役員会が開催された。その後、国会内で石破氏は菅義偉官房長官と会談した。実は、この菅・石破会談がキーポイントだったのだ。

2人は認めることはないだろうが、その場で菅官房長官は、恐らく安倍首相が拘った石破幹事長の安全保障法制担当相を固辞するのであれば内閣改造の目玉である地方創生相就任を強く求めたに違いない。それだけではない。菅官房長官は安倍首相が年内の、それも早期の衆院解散・総選挙に踏み切ることを示唆したのではないか。

言わば「ブラフ」である。仮に「10月初旬衆院解散・11月初旬総選挙」であれば、民主党など野党の選挙準備が進んでいない現状からすれば、294議席保有する自民党は負けないどころか圧勝するのは間違いない。即ち、来年9月の総裁選は安倍首相(総裁)の無投票・再選が確実である。つまり、安倍長期政権である。

「それが見えているのに、貴方は入閣要請を蹴って無役になるのですか?」と問うたに違いない。

実は、石破幹事長は同夜から変調を来たしたとの情報を得ていたのである。ブレ始めたということだ。石破氏が28日夜、周囲に「首相の打診を断って対立するようなことを、自民党を支持する人たちは望んでいない」と述べたと『朝日新聞』(29日付朝刊)は報じた。

が、飽くまでも方便に過ぎない。入閣選択しかないところへ追い詰められたと言うべきだろう。これで安倍首相は9月3日の内閣改造・自民党役員人事後の記者会見で「挙党態勢」が成ったと高らかに宣言するはずだ。

留任する麻生太郎副総理・財務相、岸田文雄外相、入閣する石破氏、復興相での入閣が確実視される大島理森元副総裁、そして二階俊博衆院予算委委員長が総務会長で党三役入りするようであれば、派閥(グループ)の領袖5人が政府・与党幹部として第二次安倍改造内閣を支える構図となる。

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