メディア・マスコミ
「ミレニアル世代」を対象とした有力な新興ニュースメディア5選

めまぐるしく変わるアメリカのメディア環境において、1980年~2000年代初頭に生まれた10~20代の若者「ミレニアル世代」をターゲットに置いたメディアが頭角を現している。

2000年前後に社会進出する世代という意味をもつミレニアル世代は、いわゆるY世代(ジェネレーションY:1975年以降に生まれた世代を指す)とも重なる部分が近い。コミュニティへの帰属意識や社会課題(社会貢献)にも関心が強く、デジタルネイティブであることなどがほかの世代と大きく異なる。

このような世代についてはCNETの「若者--新時代の到来を告げる『ミレニアルズ』」という記事に詳しい。この記事では、ミレニアル世代に向けて記事を発信している新興ニュースメディアを5つ紹介する。

1. OZY(オージー)

最初に取り上げるのは、「OZY(オージー)」というメディア。キャッチコピーは「より賢く。より新鮮。そして、独特(Smarter. Fresher. Different.)」。出資者に故スティーブ・ジョブズ夫人のローレン・パウエルがいることでも知られる。

立ち上げたのは、マッキンゼーを経て、MSNBCのアンカーを務めたカルロス・ワトソン氏。彼は、ニュースアンカー以外にも、2009年に「The Stimulist」というニュースサイトを立ち上げた経験もあり、2012年にOZY Mediaを設立。

2013年9月にオージーをローンチし、運営開始からちょうど1年ほどが経つ。現在は、月間300万訪問数ほどの規模となっている。これまでに、540万ドル(約5億円)の資金調達を実施しており、寄稿者含め50名以上のチームでメディア運営をおこなう。

特徴としては、日刊と週刊のコンテンツをどちらも読めること。追っておきたいニュースをキュレーションしつつも、独自の記事が多く、注目の若者を取り上げる「Rising star」といったカテゴリーもある。各記事の最初には、なぜこの記事に関心を持つべきなのか(Why you should care)ということが短く書かれている。

最近では、動画コンテンツにも力を入れはじめ、「OZY Video」というページを用意し、オリジナルのニュース報道を実現。そのほか、政治メディア「Politico(ポリティコ)」のCTO(最高技術責任者)を獲得したり、CNNとコンテンツ提携したりと、大きなアクションがいくつか見られる。

http://www.ozy.com/