能力と意欲のある若者は、早くアジアへ出ていけ! ~ハーバード・アジア国際学生会議で叫ぶ
HPAIR2014トップページより

日本にいればいるほど価値が下がる

シンガポールからスカイプで、東京の前途ある日本の大学生たちに全力で叫んだ。「君たちは東京で何をやっているんだ?! 日本にいればいるほどアジアで戦えなくなるぞ!」と。

誰にでもこんなことを叫ぶわけではない。場所はハーバード大学が毎年アジアの都市で開催している、世界最大規模の学生の国際会議・HPAIR(Harvard Project for Asia and International Relations)。「学生版ダボス会議」と言われるものだ。

今年は9年ぶりに東京で開催され、慶應義塾大学がホストを勝ち取り、バイリンガルの慶大生を中心に準備が進められた。この国際会議の参加費は475ドル(約5万円)で、学生にとっては決して安くない。エッセイによる選抜試験もある。しかも会議は全編英語で、日本語でも簡単ではない深い議論が展開される。さらに開催時期は8月22日から26日で夏休み終盤の週末だ。

この国際会議にエッセイを書いて受験して、選出されて5万円を払い、週末をつぶして参加している日本の学生たちには、「それだけの能力と意欲があるなら早く日本から出て行け!」と言わなければならないと思っていた。

学生側も英語で世界中から集まった学生や識者と議論することは大変だが、私たち登壇する側もなかなか大変だ。前途ある世界中の優秀な若者に下手なことは言えない。私は彼らにどう思われてもいいが、彼らの大切な時間に彼らにとって学びになる貢献ができなかったら、非常に残念で申し訳ないと思う。