KAIZEN Platform Inc.須藤憲司(前編)「起業家だけでなく、従業員とその家族も含めてスタートアップ」

オンライン学習サービスschoo WEB-campusとのコラボレーションで、世の中に新しい価値を生み出そうと挑戦する「起業家たちの原点」を紐解くインタビュー企画、第1段はKAIZEN Platform Inc.のCEO、須藤憲司さんをお招きしました。

KAIZEN Platform Inc.はWEBサイトのユーザーインターフェイスを改善するためのA/Bテストといったソリューションを提供する会社。「グロースハック」と呼ばれ注目を集める領域で、日本の大企業をはじめユーザーを伸ばし、勢いあるスタートアップ企業です。そんな注目のKAIZEN Platform Inc.を率いる須藤さんは、2003年にリクルートに入社し、10年間勤めた後、ある日「そうだ、シリコンバレーに行こう」と思い立って会社を辞め、2013年6月に米国でKAIZEN Platform Inc.を創業したそう。ただ理由あって、今は日本にいらっしゃいます。

退社される直近は、リクルートマーケティングパートナーズで執行役員までされていたにもかかわらず、なぜ起業をしようと思ったか、創業をしてからどんな不安や葛藤、失敗があったのか、日々の自分を支え、動かすものとは、これから事業を通じて成し遂げたいこととは---。『現代ビジネス』編集部の徳瑠里香が、schoo WEB-campusの視聴者のみなさんと一緒に、須藤さんに公開インタビューをしました。

⇒授業の様子はこちらからご覧いただけます。

「このまま会議室で死ぬんじゃないか」という恐怖感

さっそくですが、須藤さんが起業しようと思った理由を教えてください。リクルートに10年間勤められていて、いろんな面で恵まれた環境にあったと思うんですが、それにもかかわらず、なぜ起業しようと思ったんですか?

須藤 リクルートにいたころは、毎週50本ぐらい会議に出てたんです。営業日で換算すると、1日10個ぐらい会議がありました。

 え!? それだと会議しかできないですよね?

須藤 そうなんですよ。会議が終わった後に会食に行くか、もしくはそこから仕事が始まるという感じだったので、ふと「まずいな」と思ったんです。「このまま俺は会議室で死ぬんじゃないか」という恐怖感に襲われました。

 その恐怖に襲われたのは、おいくつのときですか?

須藤 31~32歳の時ですかね。会議室でいろいろ仕事してるんですけど、「このまま行くと『いい大人』にならないんじゃないか」と思いました。仕事はいっぱいしているんですけど、「もっとおじさんになってからでもいいんじゃないかな?」と心の中では思うような仕事ばかりだったんです。「もっと世の中の役に立つものが作りたい」とすごく思うようになって。

 そのころは、実際にサービスを作るというよりはマネジメントを中心にされていたということですか?

須藤 そうですね。でも、僕は現場が好きなので、ちょいちょい現場に口を出して、メンバーから嫌がられていました(笑)。

 それで現場に戻りたいと?

須藤 もうめっちゃ思ってましたね。

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