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「虐待する母=鬼母」なら、母親の3人に1人は鬼母だ
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1年間で児童虐待が7,000件増という異例の伸び値

こんにちは。森山です。

先日、なじみのない方には大変衝撃的であろうデータが発表されました。虐待相談件数が1年間で7万件を超えたというニュース。虐待相談件数は平成2年以降毎年最高記録を更新し続けていますが、ここ数年でこれほど伸び率が高い年ははじめてです。

そもそも虐待について少し触れると、「虐待=身体への暴力」を思い浮かべやすいのですが、虐待には「身体的虐待」「心理的虐待」「育児放棄(ネグレクト)」「性的虐待」の4種類があります。その説明についてはこちらがわかりやすいと思います。

日経BP「特集:誰もに可能性がある虐待行為 社会全体で問題解決に取り組み姿勢が求められている」

3人に1人はわが子の虐待に悩んだことがある

"虐待"と聞くとなんだかとても悍ましく、遠い話に聞こえ、「誰がいったい虐待をするの?」と思われるかもしれません。でも、子育ての経験をした(素直な)方に聞くと「子育ては本当大変。虐待するすれすれのラインでいつもやっているわ」と答えてる人が多いです。私自身も母と一緒に虐待のニュース等を見ているとき、「私も虐待したのかな……」とつぶやく母の姿を見たことがあります。「仕事しながら帰ってきてあなたがいうこと聞かずに泣いてばっかりいると、どれだけかわいいと思っていても、見て見ぬふりして1週間くらい現実逃避したくなるものよ」と言います。

私は子どもたちと接する機会も多いですが、子どもたちは予測不可能な動きをするし、言語は未熟だから強引なコミュニケーションの取り方をするし、大人の感覚とは違う感覚で生きているなと感じることが多々あります。どれだけいとおしい気持ちがあっても、自分に余裕がなかったら、イライラしてしまうのも不思議ではないなとも思います。