これからは、幼児教育が人生の分かれ目になる! ~シンガポールの幼児教育の魅力

2014年08月11日(月) 田村 耕太郎
PHOTO by gettyimages

幼児教育は最重要で最効率な投資

私がシンガポールへ引っ越した大きな理由の一つが「子供の教育」である。子供といってもうちの場合、2歳の娘である。経済評論家の池田信夫氏も自身のブログで書いているが、幼児を弱者のように扱う日本では軽視されている幼児教育こそ、最新の脳科学や幼児心理学が証明している通り、その後の人生を最も左右する要素ではないかと思うのだ。

幼児期は人の一生の中でも最高の学習者になれる時期であり、特に言語学習には最適である。東大EMP受講中にお世話になった脳言語学の第一人者、酒井邦嘉教授も「幼児期は多言語を習得させることには、最適だ」と言っていた。一時は混乱するかもしれないが、根気強くやれば語学を見事に習得できる。酒井教授によれば「5つか6つの言葉を教えるのが理想である」だということだ。

シンガポールの幼児教育はとても魅力的だ。1歳を過ぎた頃から、英語と中国語によるさまざまなプログラムが用意されている。加えて、シンガポールは人種に多様性がある。自我が確立してからだと他者との差に敏感になってくるが、幼児期であれば、人種の壁も乗り越えやすい。




COURRIER最新記事
Ranking

「クーリエ・ジャポン」 毎月25日発売

More
Close

田村 耕太郎

(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。
国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社取締役東京支社長。
1963年生まれ。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了、東京大学EMP修了。
2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。
シンガポールの国父リー・クアンユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。
2014年8月、シンガポールにアジアの地政学リスクを分析するシンクタンク「日本戦略情報機構(JII)」を設立。また、国立シンガポール大学(NUS)リー・クワンユー公共政策大学院の兼任教授に就任し、日本の政府関係者やビジネスリーダーに向けたアジア地政学研修を同校教授陣とともに実施する。
著書に『君に、世界との戦い方を教えよう 「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』などがある。