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2014年08月15日(金) ときど

目指すはタイガーウッズ!「なぜ東大を出てプロゲーマーになったのか」への回答書

ときど『東大卒のプロゲーマー』【第1回】

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4Gamer.net

※『東大卒プロゲーマーー理論は結局、情熱にかなわない』(PHP新書)より抜粋

はじめに

「ときどは、強いけど、つまらない」

世界のゲーム大会における優勝回数が世界一の僕は、この言葉の意味を理解しようともしていなかったし、気にかけてもいなかった。

でも、人生はうまくできている。結局僕は、自分がつまずくとき、その原因はすべてこの一言にあったのだということを、自ら認めざるを得なくなったのである。

僕は、東京大学工学部マテリアル工学科を卒業、同大大学院に進学し、紆余曲折を経てプロゲーマーになった。

東大では4年次のゼミ研究の成果論文が国際学会で賞をとったり、就職活動では公務員試験の最終面接まで余裕綽々で進んだりと、一見順調に歩みを進めた。

しかしいま、僕の仕事は格ゲー(格闘ゲーム)のプロ。仕事は、いってしまえば世の中で、我が子が夢中になっているのを見て親御さんが眉をひそめるあの"ゲーム"に、真剣に取り組むことだ。

一応、プロゲーマーとしては、「格ゲー5神」なるものに数えていただいたり、世界の大会における優勝回数が世界一だったり、といった成果を上げることができている。ここでもやはり、一見ばっちり成績を出している。

だが、本当に器用で順風満帆な人ならば、東大からそのまま外交官にでもなっているに違いないのだ。万一プロゲーマーになったとしたって、『優勝回数世界一である僕の必勝メソッド』みたいな本を出すに決まっている。

プロゲーマーになるまでの紆余曲折の詳細は本編に譲るが、僕はこれまで、次の問いに対する答えを明確にしないできた。

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