賢者の知恵
2014年08月11日(月)

呉智英 × 適菜収 【第1回】
「バカが好む民主主義というイデオロギーについて」

『愚民文明の暴走』(講談社刊)第一章より抜粋

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はじめに

適菜収

言論というのはシビアなもので、いったん発言するとすべて記録として残ってしまう。

バカなことを書けば、未来永劫それを背負うことになるし、たとえ一時的にもて囃されたとしても、後に検証の対象になる。

そこでこの30年間を見渡したときに、一貫して正しいことを述べてきたのは、ほとんど呉智英だけなのではないか。

一貫して正しいことを言うためには、知識以前に教養が必要になる。

教養とは、「判断の基準をどこに見出すか」「価値に対する態度」である。

呉先生の主張を無理を承知で一言でまとめれば、「知は尊重されるべきだ」ということだと思う。そして現在は「バカが尊重される世の中」である。

どうしてこんなことになってしまったのか?

本書では、社会、宗教、政治、歴史、文化など多岐にわたる論点から、その原因について考えた。

民主主義というイデオロギーもそのひとつである。

私もいろいろわからないことがありましたので、この対談の機会に呉先生にまとめて聞いておきました。

巷に溢れるどうでもいい対談(豆知識と自己顕示欲のぶつけあい)と違い、本書にはいろいろ凝縮されております。

面白いのでぜひ読んでください。

愚民文明の暴走』
著者=呉智英/適菜収
講談社 / 定価1,404円(税込み)

◎内容紹介◎

「民意」という名の価値観のブレそのままに、偽善、偽装、偽造が根深くはびこる現代ニッポンはこれからどこへ向かおうとしているのか? いったいいまの世の中において正しい考え方とは何なのか? 民主主義・人権主義の偽善について警鐘ならしつづけてきた評論家・呉智英と、「B層」をキーワードに、大衆社会の落とし穴を指摘し続けている気鋭の哲学者・適菜収が、現代ニッポンの「病の姿」を赤裸々にあばき、その解決法について徹底的に論じ尽くす。

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