本/教養


セゾン投信代表・中野晴啓【第4回】「本物の投資」をしよう
『預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている』第1章より一部抜粋

中野晴啓『預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている』(講談社)第1章より

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「本物の投資」をしよう

著者の中野晴啓氏(セゾン投信株式会社 代表取締役社長)

さて、874兆円ある現預金のうち、約65%は貸し出しのための原資ですから、とりあえずこれは、主に銀行を介して社会に回っているお金であると考えましょう。

でも、残りの約300兆円に関しては、完全に"失業"したお金です。それが国債に回っているとしたら、民のお金が官に吸い上げられてその使い途は官が差配するのですから、これはもう「社会主義経済」以外のなにものでもありません。

これだけのお金が民から官に吸い上げられているとしたら、デフレになるのも当然です。デフレは経済が縮小していくことですから、税収も減っていきます。それをカバーするためさらに国債を発行し、その原資として預金を必要とする。このような悪循環が、長らく日本経済を覆ってきました。

お金を貯めるということは、個々人のレベルで考えれば、本来、褒められることではあっても、批判されるようなことではないはずです。

しかし、この考え方がいま、「合成の誤謬」を引き起こしているのです。合成の誤謬とは、個々には合理的であっても、全体として悪い結果を引き起こしてしまうようなことを言います。

預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている
著者= 中野晴啓
講談社/907円(税込み)


◎内容紹介◎
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同社の社長である著者は、「銀行預金をするのはバカげた行為だ」と断言します。銀行は地域経済にも寄与することなく、ただ資金をため込み、国債等に投資し て国の借金を増やすばかり。本当にお金を生かしたい、増やしたいのなら、成長力ある投資対象に出資し、成長を実現し、その成長からのペイを受け取る、つま り、お金を循環させることをみんながやるべき、と説きます。その考え方を形にしたものの一つがセゾン投信です。全世界の株式・債権に投資し、世界の成長を 自分のものにすることができます。
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