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2014年08月12日(火)

セゾン投信代表・中野晴啓【第3回】「カモ」にならない方法

『預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている』第1章より

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中野晴啓『預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている』(講談社)第1章より

第2回はこちら

「預金」をしてはいけない!

著者の中野晴啓氏(セゾン投信株式会社 代表取締役社長)

それでもまだ、みなさんは預金をするのでしょうか。

おそらく普段、なんの意識もせずに、銀行にたくさんのお金を預けたままにしていると思います。たしかに、100万円単位の現金を手元に置いておくというのはいささか危ないことなので、金庫代わりにしたくなる気持ちは理解できます。しかし、そこに経済合理性はありません。

2014年6月時点のメガバンクの1年物定期預金の利率は年0.025%。普通預金に至っては年0.020%でしかありません。仮に100万円を1年物定期預金に預けておいても、満期時に受け取れる利息は税引き前でたったの250円。時間外にATMで引き出したら、その手数料だけで利息は簡単になくなってしまいます。だから、これはもう、ほとんどマイナス金利と言ってもいいのかもしれません。

一般的には、リターンが期待できなくなった金融商品からは資金が流出し、より高いリターンを期待できるものへとシフトしていくはずです。が、個人金融資産の53.1%が、これだけ低い金利の預金に滞留しているのが現実です。それだけ私たち日本人の預金志向は強い、ということなのです。

みなさんは、「お金が持つ意味」について考えたことがあるでしょうか。

私は、「お金は投票権の一種」だと考えています。つまり、お金の投資先、預け先を私たち一人ひとりが選ぶことによって、この社会を変えていくことができるのではないか、と思うのです。

なぜ銀行が、日本国債に多額の資金を投じているのか。それは前述したように、預金が余っているからです。

したがって、このまま銀行にお金を預けっぱなしにしておいたら、銀行はいつまで経っても国債を買い続けるはずです。そうなると、政府はますます図に乗って、莫大な額に達した借金を返済しようとしなくなるでしょう。財政のタガも完全に緩みっぱなしということになりかねません。困ったら増税し、痛みを国民に押し付けるだけでしょう。

でも、個人金融資産のうち53.1%を占めている預金からお金が抜け始めたら、状況は大きく変わるはずです。

預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている
著者= 中野晴啓
講談社/907円(税込み)


◎内容紹介◎
6万口座超、預かり資産800億円超、独立系最大の投信会社として注目が集まるセゾン投信。何もしないで毎月積み立てるだけで、驚異の利益を実現していま す。担当編集が毎月5000円の積み立てを実践したところ、この3年半で約30万円(累計投資額約21万円+利益約9万円)に。
同社の社長である著者は、「銀行預金をするのはバカげた行為だ」と断言します。銀行は地域経済にも寄与することなく、ただ資金をため込み、国債等に投資し て国の借金を増やすばかり。本当にお金を生かしたい、増やしたいのなら、成長力ある投資対象に出資し、成長を実現し、その成長からのペイを受け取る、つま り、お金を循環させることをみんながやるべき、と説きます。その考え方を形にしたものの一つがセゾン投信です。全世界の株式・債権に投資し、世界の成長を 自分のものにすることができます。
銀行預金の利率がほぼゼロの中、ギャンブルや投機ではなく、文字通り「投資」することで、高い収益性を上げることができる対象は、他にもいくらでもありま す。老後資金や年金不安、収入減少……不安の世の中で自営しつつ、みんなで成長する、そんな新しい生き方を実現する方法を教えます。

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