放送倫理・番組向上機構(BPO)も時代に応じて変わってゆくべき!
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時代に応じて変化したからこそ、地上波の信頼が保たれてきた

「昔は良かった」。そう口にする人は少なくないが、殺人や窃盗の発生数は昭和期より随分と減っているのはご存じの通り。不当な差別や酷い貧困も昔のほうが目立った。今より社会に人情があったのかもしれないが、理不尽なことも多かった。

「昔のテレビは良かった」という言葉にしても同じこと。確かに昭和期は面白い番組がたくさんあったが、一方で差別的用語が頻繁に使われ、ヤラセも横行していた。某民放の"びっくり番組"は全部ヤラセだったと関係者が証言している。振り返ってみれば、そんな証言がなくても嘘だったと分かる。心霊手術により、メスを使わずに腹部を切開するシーンなどが当時は真実として放送されていたのだから。

女性の裸を売り物にする番組も複数あった。女性を軽んじていたことの表れに違いない。今だに「なぜ、地上波でおっぱいが出せなくなったんだ?」という疑問の声も一部にあるようだが、地上波は社会を映す鏡のような存在なのだから、これは議論の余地もないだろう。裸が見たい人にはAVやエロ動画があるのだから、不自由はないはずだ。

地上波が家庭内で唯一の娯楽だった時代とは違う。また、社会は成熟し、コンプライアンス社会にもなった。それは国際的に見ても同じ。それに応じて地上波も変化してきたからこそ、一定の信頼が保たれてきた。

総務省が今年4月に発表したメディアに関する調査結果によると、全体の65.7%が、テレビについて「全部信頼できる」「大部分信頼できる」と答えている。ネットへの信頼度は全体の31.3%だから、比べるとかなり高い数字だ。

その半面、30%以上の人はテレビを信頼していないことになる訳で、そんなテレビのお目付役として、2003年に誕生した放送倫理・番組向上機構(BPO)が存在している。

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