高橋亮平の「社会を変えるための仕組み」

NPO法人「万年野党」(会長:田原総一朗)結党初年度、何ができて、これから何を行っていくのか

2014年08月05日(火) 高橋 亮平
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5月末に開かれた「万年野党結党大会」

結党から半年、「政策監視NPO」としての万年野党を振り返る

2014年1月6日に、特定非営利活動法人「万年野党」は、NPO法人格を取得し、「政策NPO」や「政策監視NPO」というコンセプトの元、政府の政策や、国会の活動を監視することを目的に活動を始めた。

こうした役割は、本来、野党が果たすべきものであり、さらにその外側から客観的な役割で言えば、マスコミが果たすべきとも言えるが、いずれも十分に機能しているとはいえない。

「万年野党」は、「NPO法人」という事からも分かる様に、政党でも政治団体でもないが、こうした政策を取り巻く状況を打開するために、本来野党などの果たすべき監視機能を補完する、いわば「国会外の万年野党」ともいうべき存在をめざしている。

設立から半年、初年度を振り返り、今後も含めて活動について紹介していきたい。

5月26日、万年野党の役員勢揃いで、『万年野党“結党”大会』を開催し、自民党からも塩崎恭久・元官房長官や平将明・衆議院議員、野党からは、江田憲司・結いの党代表、浅尾慶一郎・みんなの党代表といった政党代表はじめ、共産党の小池晃・参議院議員まで、政界再編かと思わせる様な15名もの国会議員も集まり、『NEW23』などメディアでも大きく取り上げられ、事実上の本格始動となった。

国会議員の活動データの集積と、「三ツ星国会議員」の表彰

国会議員の中には、選挙で当選してから任期の間に、1度も質問しない議員がそれなりの数いる。また、多くの方が国会議員の国会での活動についてほとんど知られず、TVに多く出演している議員が「一流」と錯覚している人も多い様に感じる。しかし、国会での議員の活動についてのデータは、これまでほとんど公表されてすらいなかった。こうした中で、国会の本会議や委員会での質問の数や、立法府として国会議員が法案を提案した数、「もう一つの質問」とも言うべき文書による質問である質問主意書の提出数といった国会議員の活動のデータを集積し、各議員を三ツ星で評価した。

「万年野党」では、2013年の通常国会から国会ごとにこの『三ツ星データブック』を作成する事にし、『183国会版 国会議員三ツ星データブック』を発行、2013年臨時国会を対象にした『185国会版 国会議員三ツ星データブック』からは、ISBNコードを取って、Amazonや国会議員会館の売店などでの販売も始めた。現在、6月で終えた2014年の通常国会を対象とした『186国会版 国会議員三ツ星データブック』を作成中であり、この最新刊を9月の臨時国会開会に合わせて発行できるよう準備している所だ。

5月に行った『万年野党“結党”大会』では、こうした「三ツ星国会議員」の表彰を行ったが、この三ツ星データブック最新刊発行と合わせて、“結党”大会と同規模の政策シンポジウムと、この評価の中で「三ツ星国会議員」と評価された議員などを表彰する予定だ。

最近では、会期末に近づくと、国会議員事務所からいくつもの問い合わせをもらう様になってきた。

もちろんこうした活動量だけで評価できるものではないが、国会議員も有権者も国会での活動を示す一つの指標として、機能していけばと思っている。

次ページ また、NPO法人 万年野党では…
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