高知県の過疎地に「起業の学校」をつくる! 「土佐山アカデミー」共同創業者・林篤志さんに聞く
「土佐山アカデミー」共同創業者の林篤志さん カフェ「光の種」にて

高知県のキーパーソンインタビュー。今回は「土佐山アカデミー」Co-founderの林篤志さんです。「土佐山アカデミー」は、地域活性化の世界では知らない人がいない、イノベーティブな取り組みをしているNPOです。現在も「過疎地特化型・起業家養成プログラム」の「EDGE CAMP」を仕掛けています。超A級人材のインタビューをどうぞお楽しみください。

自由大学の立ち上げから、過疎地で「学びの場」をつくる

イケダ:林さんってそもそも愛知県出身ですよね。どうして土佐山で活動なさっているんですか?

林:もともと東京ベースでやっていて、自由大学の立ち上げをやっていたんですよ。今からだと6年くらい前ですね。

イケダ:なんと! あの自由大学ですか! 立ち上げメンバーだったんですね! ぼくの周囲に、影響を受けた人がたくさんいます。

林:自由大学を立ち上げたあとは、友人と会社を立ち上げて、オーガニックとかライフスタイル、食について学べるスクールだったり、地方の素材をブランディングして外に売っていくとか、将来的に移住してくれそうな若い層を連れて自治体とか生産者といっしょにツアーをやったりとか、マニアックなところだと在来種の保存プロジェクトなんかもやっていました。そのなかで地方に行く機会が増えていったんですね。

僕自身も地方の出身者ではあるんですが、たとえば土佐山のような地域と比べると、土佐山は僕が育った地域より「もっと田舎」なんです。イケダさんもそうだと思いますが、そういう田舎を見ていくなかで、シンプルに、この場所は面白いと感じたんです。

こんなにすばらしい素材、環境、そこに住む人々、彼らが持っている技術、暮らしの様式・・・今の現代人が忘れてしまったものが残っているのに、これらを活用してできることはたくさんあるのに、やる人がいないだけじゃないか。東京に戻ると人がたくさんいるのに、なぜやる人がいないんだろう? 地域にかかわらない理由は何なんだろう?

これが原点の疑問です。外から地域にかかわる人たちが中に入り込んで、外と中の力が融合する場づくりをしようと思ったのが、「土佐山アカデミー」というアイデアの発端でした。

イケダ:数ある地域のなかで、土佐山を選ばれたわけですよね? その理由はどこにあるんでしょうか。

林:このアイデアを思いついた当時は、土佐山のことを知らなかったんです。

イケダ:え! そうなんですか!

林:どこでやらせてもらえるかを回っていくなかで、たまたま土佐山に行って、地元の方々とお会いしたところ、彼らも新しい動きを作ろうとしていたタイミングだったんです。そこで意気投合して、このアイデアをやらせてくださいませんか、とお願いしたところから始まりました。

今になって、改めてすごいなと思うのは、いや、いきなりですよ。フラッと県外から尋ねてきて、「こういうプランがあるけどやりませんか?」と言って「やりましょう」と推し進めた土佐山の方々がすごいんですよ

イケダ:それは本当に(笑)初期に動いてくださったみなさまに、すばらしい先見の明があったんですねぇ。

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