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NewsPicks梅田優祐【第1回】「"ニュースに対して、誰がどんな反応をするか"に価値を置く世界観をつくる」

株式会社ユーザベースが提供する、経済情報に特化したニュース共有サービス「News Picks(ニューズピックス)」。業界専門家や友人をフォローすることで、彼らが"Pick(おすすめ)"した記事をコメントとあわせて読むことができる。7月に元東洋経済オンライン編集長、佐々木紀彦氏を迎え、新たに編集部を立ち上げた。NewsPicksの構想やこれからのチャレンジについて、代表取締役共同経営者の梅田優祐氏に、ジャーナリストの佐々木俊尚氏が迫る---。

「経済メディアでナンバー1になる」ための最初のステップ「SPEEDA」

-まず、サービスの概要をご説明していただいてもよろしいでしょうか。

梅田 我々の会社の特徴として、社員110人中90人が関わっている「SPEEDA(スピーダ)」事業があります。

佐々木 SPEEDA?

梅田 はい。まず、そのご説明からさせていただきますね。

もともと私はUBS銀行の投資銀行本部に勤めていて、金融機関の中で、いちビジネスパーソンとして下っ端で働いていました。そのときに財務データや統計データ、ビジネス情報を毎日集めていたんです。欧米企業による法人向けの情報プラットフォームを使っていたんですが、どれもすごく使いづらくて複雑だなあと感じていました。そのせいで毎日、なかなか帰れなくて(笑)。

そういう日々を送る中で、ビジネスの世界でもGoogleのようなシンプルでかっこいいプラットフォームをつくれないだろうか、と思ったことがSPEEDAの事業構想の始まりです。そして、2008年にUBSを退社して会社(ユーザベース)を立ち上げました。

我々は会社を立ち上げたとき、「経済というジャンルにフォーカスして経済メディアでナンバー1になろう」という目標を掲げました。その最初のステップとして、よりニッチなBtoBのエンタープライズ向けの経済情報プラットフォームからスタートしたのです。

佐々木 なるほど。

梅田 弊社は、ほとんどこのSPEEDAで成長してきたような会社です。IDとパスワードを入れれば、どこからでもアクセスできます。何か調べたいものがあるときはGoogle検索のようにキーワードを入れていただくのですが、たとえばファーストフード業界を調べたいときは「ファースト」と入れるとキーワードがずらっと出てきます。そこでは、ファーストフード業界がどうなっているのかということが、専門版のWikipediaのように業界の構造や市場規模の状況が整理されています。

さらに、各企業の店舗数が知りたいときはDLすればデータをグラフ表示できますし、「チャート編集」をクリックすると、今までエクセルでやっていたようなグラフ作成もすべてクラウド上で簡単にできるようにしています。ビジネスパーソンのワークフロー全体をサポートするようなインフラ、それがSPEEDAというわけです。

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