歳川隆雄「ニュースの深層」
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9月改造で石破茂外相兼安保相、岸田文雄幹事長誕生で
10月解散総選挙が見えてきた

2014年08月02日(土) 歳川 隆雄
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チリ訪問中に安倍首相は9月の内閣改造を明言した                                   photo Getty Images

8月4日午後、中南米5ヵ国歴訪中の安倍晋三首相は政府専用機で帰国する。安倍首相がチリの首都サンティアゴ滞在中の7月31日午前(日本時間31日夜)、同行記者団との内政懇談で焦点の内閣改造・自民党役員人事について「9月第1週に行いたい」と明言したことから、永田町と霞が関は一気に人事モードに突入した。

石破茂幹事長「続投説」が有力だが・・・

主要閣僚の留任は確実だが、大幅改造の可能性が高く、自民党内の衆院当選5回・参院当選3回以上の入閣適齢組約60人は今、安倍首相が内政懇談で改めて女性登用の意向を明らかにしたことで初入閣の枠が減るのではないかと気を揉んでいる。

「安倍1強」体制の現在、安倍首相は派閥枠尊重、当選回数配慮などに拘ることなく言うところの“一本釣り”人事を断行するだろう。そんな中で、注目されるのは石破茂自民党幹事長の処遇である。

『朝日新聞』(7月29日付朝刊)が一面で「首相、幹事長交代の意向―安保相を打診、石破氏難色」と報じ、各紙も翌日朝刊でフォローしたことから、石破幹事長は新設する安全保障法制担当相を受けるのか、それとも無役になり来年9月の自民党総裁選で安倍首相(総裁)に挑むのかに関心が集まっている。

石破氏周辺では鴨下一郎元環境相や浜田靖一元防衛相など主戦論を唱えるものが多く、幹事長続投を拒否されれば無役になり総裁選の準備に専念すべきだと助言している。永田町ウォッチャーの中では「石破続投説」が支配的である。

だが、石破氏は外相兼務を条件に安全保障法制相を受ける、と筆者は見ている。そして後任幹事長に岸田文雄外相が就任する“スワップ人事”になるのではないか。奇策として、石破氏は副総理・安全保障法制相、麻生太郎副総理・財務相が幹事長の可能性もゼロではない。また、防衛相兼安全保障法制相もあり得る。

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