野球
二宮清純「衣笠祥雄が語る“赤ヘル”誕生秘話」

球団カラーを変えた闘将

 広島カープは8月22日から24日と26日から28日、計6試合限定で「赤道直火ユニフォーム」を着用すると発表しました。相手は阪神と東京ヤクルト、場所はホームのマツダスタジアムです。

「赤ヘル軍団」と呼ばれる広島ですが、ウェアにパンツ、帽子と上から下まで真っ赤というのは初めてです。“赤道直火”のごとく熱い試合をお見せします、という球団側の意思の表れでしょうか。主力の丸佳浩選手は「見ての通り上から下まで赤いので、全員が真っ赤に燃える気持ちを持って挑めると思います」と語っていました。

 蛇足ですがキューバ代表のユニフォームも上から下まで真っ赤です。ただ、もう少し広島の赤の方が深みがあるというか濃い感じがします。球団によれば「モロッコの赤をモチーフにした」とのことです。

 周知のように今では球団カラーとして定着した「赤」を広島に持ちこんだのは球団初の外国人監督ジョー・ルーツさんです。ルーツさんは1974年に広島の打撃コーチに就任し、翌年より森永勝也さんの後を受け、監督になりました。

 春のキャンプがスタートする前日、つまり1月31日のことです。ルーツさんは、いきなり赤い帽子を被って選手たちの前に現われました。