木暮太一の「経済の仕組み」

カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話
【第4回】人生を変えるために、知っておかなければいけないこと

2014年08月01日(金) 木暮 太一
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漫画『賭博黙示録 カイジ』とは?

自堕落な日々を過ごす主人公、伊藤開司(いとう・かいじ)。そのカイジが多額の借金を抱えたことをきっかけに「帝愛グループ」をはじめとする黒幕との戦いに挑んでいく大人気漫画。命がけのギャンブルを通じて、勝負師としての才能を発揮するカイジだが、その運命は果たして・・・。

(作者:福本伸行 講談社『週刊ヤングマガジン』で1996年11月号~1999年36号まで連載された作品)


 

【第3回】はこちらをご覧ください。

「もっとお金があれば人生が変わる」
「この嫌な会社を辞めて転職したら人生が変わる」

そう思っている人は多くいます。ですが、実際は宝くじに当たって一時的に"億万長者"になっても、人生は変わりません。その「嫌な会社」を辞めて転職しても、おそらく人生は変わりません。人生を変えるためには、自分の考え方と行動が変わらなければいけません。

一時的に恵まれた環境を提供されたとしても、自分が変わっていなければ"元サヤ"に戻るのがオチです。

では、どんな考え方をすればいいのか、どんな行動をとればいいのか---。カイジから学ぶ生き方を変える哲学をご紹介します。

その仕事は、おそらく10年後には存在しない

残念ながら、現在存在している仕事の多くは10年後にはなくなっていることでしょう。その商品が10年後に存在している可能性が極めて小さいからです。もしかしたら、みなさんが勤めている企業もなくなっているかもしれません。新しく立ち上がったベンチャー企業も数年のうちに、その多くが消えてしまいます。

さらに言うと、仮にその仕事が存在し続けていたとしても、みなさんが引き続き求められているとは限りません。

前作『カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話』で、現状維持は後退であるという話をしました。自分では同じ場所にとどまっているつもりでも、周りは進歩しています。また、自分では気づかないうちに、ライバルがより効率的な方法を見つけ、より高い品質で、より安く商品を提供しているでしょう。

それは、直接的にみなさんから見える範囲で起きているのではありません。みなさんの職場に突然ライバルが「今の従業員の代わりに私を雇ってください」と直訴してきたら、誰だって「ライバルの出現」を自覚することができます。ですが、そのようなことはほぼありません。

みなさんのライバルになる人材は、「商品」の形で現れます。つまり、ライバル商品が登場し、自社の商品が売れなくなります。その結果、ライバル社の人員は増え、みなさんの会社の社員は減ります。つまり、みなさんがクビの危険にさらされるということです。

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