[アイランドリーグ]
高知・河田直人「大谷、藤浪を打って見返す!」

~リーグ注目選手に訊く(Vol.2)~

 四国アイランドリーグPlusは後期シーズンがスタートし、日程の4分の1を消化した。NPB入り、復帰を目指してプレーする選手たちにとっては野球人生を賭けた熱い夏の到来だ。

 7月を終えて、打率.343とリーグトップの数字を残しているのが、高知の4番バッター・河田直人だ。愛知学院大を中退してリーグに飛び込み、今季が2年目。左バッターで広角に長打を放てるバッティングは評価が高く、今秋のドラフト候補としても注目されている。22歳の若き外野手にNPB行きへの決意を訊いた。

スイング改造が好成績に

大阪府出身だが、高校は徳島の生光学園で四国には縁がある。

――今季は開幕から打率3割以上をキープし、目下、首位打者です。好調の要因は?
河田: 昨季から取り組んできた軸回転でバットを地面と平行に出すスイングがようやくつかめてきました。いいスイングができるようになって、打球が自然とヒットコースに飛んでいますね。

――弘田澄男監督からは「バットを最短距離で出す」よう指導を受けてきたそうですね。その成果が実を結び始めたと?
河田: そうですね。アイランドリーグに来て昨年1年間、バットを振り続けてきたことで自信がついたのも大きいです。体力面でも体幹を鍛えたり、取り組むべき課題がたくさんあって、試合に向けた調整ではなく、日々、練習で体を追い込んできました。

――大学を中退し、早期のプロ入りを目指してアイランドリーグへの道を選びました。高知入りするまでの約半年間は、ひとりでトレーニングをしていたとか。
河田: 大学2年の大学選手権を終えて中退したので、その後は、ひとりでジムに行って壁当てをしたり、素振りをしたりといった毎日でした。野球に打ち込める今の環境は非常にありがたいです。

――体力強化の効果は実感していますか。
河田: 体のキレが良くなりましたね。走るスピードも早くなりました。昨年、メニューを組んでいただいた殖栗(正登)トレーナー(現徳島トレーナー)には感謝しています。ただ、夏場になると、どうしても疲労が溜まってくる。前期の後半は体にキレがなくなって、思うようなバッティングができていなかったので、その部分は引き続き、鍛えていく必要があると感じています。

弘田監督は「率を気にせず、1日1本ヒットを打つ意識で試合に臨んでほしい」と語る。

――パンチ力が持ち味で今季は4番で起用されています。ただ、昨季はホームランが4本、今季は3本。もう少し一発長打を、との思いはあるのでしょうか。
河田: ホームランへのこだわりはあまりないです。それよりも、チームの勝利につながる一打を打って勝負強さをみせたい。今は3番に(フレデリック・)アンヴィ、5番に(デイビー・)バティスタと外国人がいますから、チャンスではきっちりタイムリーを打ちたいですし、ランナーがいない場面では後ろにつなぐ意識で打席に立っています。

――その点でいえば、53試合で打点21というのは不満があるのでは?
河田: そうですね。4番を任されている以上、一番、求められるのは打点。打点が少ないのは、チームの勝利に貢献できていないことだととらえているので、後期は、もっと得点圏で打ちたいですね。