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ニューヨークにバブルの香りがする
ニューヨークの不動産市場は活発、「バブルの香り」も漂う   photo Getty Images

昨日、ニューヨークから帰ってきた金融関係の友人と会った。

彼は開口一番、「ニューヨークにはバブルの香りがする」と言った。彼はニューヨーク在任期間が長く、米国の金融や不動産市場に詳しい人物だ。

その彼が久しぶりにニューヨークに立ち寄り数週間を過ごし、不動産価格の高騰に目を丸くした。驚いた彼は実際に不動産屋に行って、自分の目で物件の価格をチェックしてみたという。その結果、彼が行く着いた結論は「バブルが出来ている」ということだった。

昨年のノーベル経済学賞を受賞した、イェール大学のロバート・シラー教授もかなり以前から警鐘を鳴らしてきた一人だ。同氏が考案した株価水準の指標では、バブルが発生しつつあることが明らかだという。

米国の不動産市場はバブルか?

米国の不動産市場のすう勢を見ると、2000年代前半から上昇が顕著になり、2006年の半ばにピークを打った。その後、サブプライム問題が発生し、それがリーマンショックの引き金となった。

その間、景気の低迷が続いたこともあり、不動産価格の低下が長期間続くことになった。その後、米国の思い切った金融緩和策の効果もあり、不動産価格の下落傾向は2011年の春先に底打ちし、上昇トレンドに転換した。

不動産価格の上昇は既に約3年に及び、全体の上昇幅は約3割に達しつつある。価格上昇が顕著だった地域では、既に底値から5割以上上昇している物件もある

ニューヨークの不動産市場にも多額の資金が流入し、一部にはバブルと言えるほどの上昇を示している。

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