医療・健康・食
DeNAに続いてGoogleも参入---遺伝子解析に注目する大手IT企業
「MYCODE」のトップページより

日本のDeNAが先頃、遺伝子検査ビジネスへの参入を発表したのに続き、つい先日は米Googleが遺伝子解析を中心とした大規模な医療研究プロジェクトを開始することを明らかにした。いずれも何らかの形で「ビッグデータ解析」と「予防医療(preventive medicine)」の融合を目指した動きで、IT業界の次なる関心が今、この分野に向かっていることを伺わせる。

DeNA(正確には、その子会社のDeNAライフサイエンス)は、一般向けに有料の遺伝子検査サービス「MYCODE」を今年8月に開始する予定だ。一方、Googleがこの夏に開始する予定の「Baseline Study(基礎研究)」という名称のプロジェクトは、文字通り、予防医学に関する基礎的な研究であって、DeNAのように今すぐビジネス化しようとする動きではない。

疾病リスクから美容情報まで

DeNAの遺伝子検査サービスでは、ユーザーが(同社から郵送された)検査キットで自らの唾液を採取し、返送する。これを遺伝子解析することで、数十種類のガンや生活習慣病などの疾病リスク、あるいは体質や食習慣などによる疾病リスク、さらに「太りやすさ」や「腰のくびれやすさ」など美容、ダイエットに関わるものまで計283項目を検査する。その際、遺伝子解析に関する多数の学術論文をベースに解析するという。

これらの検査結果は、あくまでもユーザーに対してのみ、専用ウエブサイト上でレポートとして閲覧可能になる。これに加え、専門医による生活習慣アドバイスや、健康に配慮した食事のレシピなども提供される予定という。同サービスは検査項目の種類や数に応じて3つのコースに分かれており、価格は9,800円~2万9,800円となっている。