「養蜂家」という暮らし ミツバチに可能性を見出す
昼休みを利用して養蜂をおこない、いまでは6群のミツバチを育てる谷さん

田舎暮らしや地方にコミュニティを求める若者が増えてきたなか、ビジネスや趣味としておすすめなのが「養蜂」だ。国産蜂蜜は希少価値が高く、国内に養蜂家は少ないため、開拓する余地は十分にある。養蜂家として生きる先輩たちに話を聞いた。

今回、話を聞いたのは、就農やアグリビジネス参入を志す社会人のための週末農業ビジネススクール「アグリイノベーション大学校」(マイファーム運営)に通っている受講生たち。同スクールでは、講座を週末に開講するので、仕事を続けながらでも学べる点が特徴だ。

薬剤師をしながら、週末は成田空港近くの田畑で会員制農園の管理人を務める谷実さん(45)は、今年4月から薬局の昼休みの時間を利用して養蜂を始めた。東京の西部に蜂場を借りて、ミツバチ6群ほどを飼育している。谷さんは、「養蜂は農業の中でも家畜の部類に入るので、個々の群にタイムリーに対処する必要がある」と話す。

蜜源探しや、巣箱の設置場所には苦労するが、「蜂の生育をこまめに見守ること」がやりがいだ。蜂蜜は保存期間も長く、ビジネスとしての展開も豊富に考えられるので、田舎暮らしをしたい方にはおすすめだという。