現代ノンフィクション
2014年07月23日(水)

多様性を祝おう! "OSAKA AGAINST RACISM 仲良くしようぜパレード2014"

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昨年に引き続き、中之島公園から出発したパレード (写真はいずれも筆者撮影)

取材・文/ 西岡研介

スタート地点の大阪・中之島公園に着くと、既に昨年を上回る数の人たちが集まっていた。参加者の多様さも、前回のそれより増していた。

中国の慶事に登場する龍や獅子が勇壮な舞いを披露し、車椅子に座った人たちの後ろにはドラァグクイーンが控え、朝鮮王朝楽団の隣には、様々な民族衣装を身にまとった「サウンド隊」・・・。一目見ただけではどこの国のパレードか分からないが、この"混在感"こそ、彼らが訴えたいことなのだと改めて思う。

7月20日、昨夏に引き続き大阪で行われた「仲良くしようぜパレード2014」。このパレードの成り立ちについては前回のルポで詳しく述べたのでそちらに譲るが、「在特会」などのレイシストによるヘイトスピーチを放置できなくなった人々が、それを阻止しようとする「カウンター」行動の中から生まれたものだ。

4年半前の事件で子供たちが負った心の傷

スタート直前、集まった参加者にパレードの行程や注意事項を説明していたスタッフで、京都に住む在日三世の「凡ちゃん」(28)が「最後に一言だけ」と語り始めた。

「今月8日に京都の朝鮮学校の事件の(大阪)高裁判決が出ました・・・」

彼の言う「京都の朝鮮学校の事件」とは、2009年12月、在特会の会員らが京都市南区の「京都第一初級学校」(当時)の校門前に押しかけ、校内の子供たちに「北朝鮮へ帰れ」、「保健所で処分しろ」と罵詈雑言の限りを尽くし、その後も街宣を繰り返した事件のことだ。

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