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気象庁も「予測不能」と匙を投げた 即死!「殺人気象」の夏がやってくる 突然のカミナリ巨大な雹竜巻が次々と

最近、何だか天気がおかしいと思うことが増えていないだろうか。それは気のせいではない。いま、日本は確実に、新しい恐怖の時代に突入しようとしている。悪夢は、空から降ってくる—。

これまでの経験は通じない

今月3日、九州北部は突然の豪雨に見舞われた。長崎県内では、3時間で205mmなど、50年に一度という驚くべき降水量を記録。九州各地で避難勧告が次々と出され、福岡県では高架下の通路が1m60cm近くまで水没。崩れた崖の土砂がマンションに迫るなど、土砂災害も広がった。

このところ、誰もが度肝を抜かれるような異常気象が次々と日本を襲っている。天気予報では、連日「急な大雨や落雷に注意してください」と警告され、70代、80代の住民が、口々に「こんなことは初めてだ」と語る。理屈をこねられなくても、実感として日本の気象が異様極まりない、私たちの常識外のとんでもない状況にあるのは、誰もが認めることだろう。

そして今後、夏本番にかけて、こうした超異常とも呼べる気象は、さらに激しさを増していくと予想される。ときには、人を即死させるような激しい「殺人気象」がやってくる可能性すら指摘されているのだ。

恐怖の夏のプロローグとなったのが、6月末に首都圏を襲った激しすぎる荒天。

「あれにはまったく驚きました。冗談でなく、命の危機を感じましたよ。まさに殺人的だったね」

東京・三鷹市在住の井口高志さん(73歳・仮名)はそう話す。

「風も強くて、窓ガラスに雹がバチバチバチッと当たるんです。いつ割れるかと気が気じゃなかった。雷も近くに落ちて、肝が冷えた」

最初の異常事態は6月24日。東京市部の三鷹市・調布市などに、ゲリラ豪雨と激しい落雷とともに大量の雹が降った。

ほんの数分の間に、道路には直径1cmほどの氷の塊が降り積もり、初夏にもかかわらず冬の雪景色のように一面、真っ白に。落雷によって停電も発生し、首都圏で約1万1100世帯への電力の供給が止まった。

翌25日には、ゲリラ豪雨によって関東各地で道路の冠水などが発生。埼玉県和光市では、鉄道下のアンダーパス(掘り込み式の通路)が急に水没し、水に浸かった車に取り残された女性をレスキュー隊が救助する事態となった。

さらに29日にも、急な大雨で渋谷駅や代々木上原駅近くの線路下を通るアンダーパスが冠水。タクシーなどが水に浸かり、立ち往生する被害が出ている。

首都圏で立て続けに起こった、異常な現象。気象予報士の岡田みはる氏は、こう話す。