『マンガ 生物学に強くなる』
細胞、DNAから遺伝子工学まで
堂嶋大輔=作 渡邊雄一郎=監修

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圧倒的な図解で生物のしくみが一目瞭然!
生命科学をストーリーで学ぶ!

 とある高校の生物部員4人が、国際生物学オリンピックめざして大奮闘! 「細胞の中ってどうなっているの?」──そんな素朴な疑問から始まり、生命科学の世界をひもといてゆく。読めば必ず生物学が好きになる!

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作者まえがき

 言うまでもないことですが、私たち人間は生物です(ですよね?)。

 この地球上には人間(ヒト)のほかにもいろいろな動物や、植物、単細胞生物など、さまざまな生物が存在していて、その姿や生活様式はまさに多種多様です。一方で、その数千万種とも推測される生物すべてに共通するしくみや法則がある。みんな違うけれどみんな同じ、その多様性と共通性を知る面白さが生物学にはあります。

 私たちの生活と生物は切っても切り離せません。私たちは毎日穀物や野菜、肉や魚など生物を食べて生きています。自分たちの健康も、生物のしくみによって維持されています。ニュースでも、生物に関係した話は、医学や環境問題など私たちの命や健康に直結したものも多いですよね。

 しかし、「ミトコンドリアって何?」「染色体って何?」「DNAってどんな物質?」「遺伝子って結局何なの? 体の中でどう働いているの?」など、日常生活の中、ニュースなどでふだん耳にする言葉でも、どういう意味かと聞かれるとよくわからないものが少なくないと思います。そんな疑問に答えられるよう、この本では細胞のしくみやDNAの働き、動物の個体が誕生して体の構造ができあがっていく生殖と発生のしくみ、そして「ES細胞」や「iPS細胞」などニュースでも取り上げられることの多いバイオテクノロジーについて、マンガで解説しました。

 生物学は、学ぶうえでどうしても図解が必要です。そして、子どもの頃からマンガと生物の両方が好きな私は、生物のさまざまな姿やたくみなしくみを面白く紹介するにはマンガが一番だと考えています。

 この物語は、高校の生物部員たちが、国際生物学オリンピック出場を目指して勉強を始める、というところからスタートします。昔から「学校の理科の中でも生物は暗記科目でつまらない(つまらなかった)」という声をよく聞きます。また、最近、都道府県レベルの調査ですが、高校生の半分以上が素手で昆虫をさわれないという調査結果が報じられるなど、生き物の存在が身近でなくなっているようです。そんな現状はとてもさびしい。このマンガの中の生物部員たちと一緒に、いろいろ脱線しながら生物学を勉強して「生物の体ってうまくできているな」「生物学って面白いな」と思ってくれる人が一人でも増えてくれたら幸いです。

 最後に監修者の渡邊雄一郎先生には、描きあがった原稿にたんねんに目を通していただき、的確な指導をいただきました。お礼申し上げます。

目次
Lesson 0 生物部、挑戦!
Lesson 1 細胞──核とそのはたらき
Lesson 2 細胞小器官
Lesson 3 遺伝子の本体DNA
Lesson 4 遺伝子DNAの発現
Lesson 5 体細胞分裂と染色体
Lesson 6 組織と器官
Lesson 7 生殖
Lesson 8 動物の発生
Lesson 9 発生の調節
Lesson 10 遺伝
Lesson 11 バイオテクノロジー
Last Lesson 生物とは何か

作者  堂嶋大輔(どうじま・だいすけ) 
一九七〇年生まれ、愛知県出身。名古屋大学理学部生物学科卒業。毎日の通勤中も昆虫など動物の姿を見かけると心奪われる生き物好き。教育関係の企業に勤務の傍ら、二〇〇七年から生き物と生物学に関する話題をマンガで紹介するブログ「萌えろ!高校生物Ⅰ・Ⅱ」(現「マンガでわかる!超・高校生物入門」http://ddaisuke.seesaa.net/)をスタート。本書は完全描き下ろし。

監修者  渡邊雄一郎(わたなべ・ゆういちろう) 
東京大学大学院総合文化研究科教授(理学系研究科生物科学専攻蒹担)。理学博士。移動できない植物が大きく変動する環境条件や微生物感染に立ち向かう姿を遺伝子発現という観点から研究している。
 
『マンガ 生物学に強くなる』
細胞、DNAから遺伝子工学まで

堂嶋大輔=作
渡邊雄一郎=監修

発行年月日:2013/07/20
ページ数:296
シリーズ通巻番号:B1872

定価:本体980円(税別)
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(前書きおよび著者情報は初版刊行時点のものです)