経済の死角

ああ、かわいそうな中国世界中からこんなに嫌われて 「成り上がり者」の無礼な振る舞いに、エリザベス女王も呆れ果てた

2014年07月15日(火) 週刊現代
週刊現代
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カネと腕力では世界の尊敬を勝ち取れないと気付いてほしい〔PHOTO〕gettyimages

女王に会わせないとドタキャンするぞと脅したり、出場もできないW杯の試合時間を変更させようとしたり、「成金国家」の振る舞いに世界中が呆れ顔。こんな隣国、まともに相手にしても仕方がない……。

常識外の難癖をつける

「英国は狭量でケチ、偏見に満ちた『沈みゆく帝国』にすぎない」

6月16日、中国の李克強首相が英国を訪問した。だがその翌17日、中国で最も読まれている新聞である、共産党系の国際紙『環球時報』が、このように英国のことをこき下ろした。トップ級の外交が行われているさなかに掲載するには、まったく不適切な内容だ。

李首相訪英の裏側で、いったい何が起きていたのだろうか?

李克強は天然ガス買い入れやロンドン市場での人民元取り扱いの拡大など、邦貨で3兆円規模の巨額の商談をかかえて訪英していた。ところが、せっかく中国が多くの「土産」を抱えてきたのに、英国側の対応が充分に丁重でなかったとへそを曲げたらしいのだ。

英経済紙フィナンシャル・タイムズは、今回の混乱の原因を次のように分析している。

「李克強はロンドンを訪れるにあたり、数十億ポンド規模の貿易・投資契約を発表する国家のトップにふさわしい歓待を受けるつもりでいた。ところが、英国政府が用意したヒースロー空港での出迎え計画の中身を見てみると、レッドカーペットが短すぎた。そこで中国政府は『飛行機からVIP待合室まで敷かれるカーペットが3m足りない』と苦情を申し入れた。この申し入れを受けた英キャメロン首相の首席補佐官は、『心配すべきことはもっと他にあるだろう』と取り合わなかったという」

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