「若いうちに起業して承認欲求を満たしてから、社会的なインパクトを出していけ」
IVS サマーワークショップ2014〜新進気鋭の起業家が語る20代のチャレンジの仕方

6月某日、慶應義塾大学日吉キャンパスで開催されたIVSサマーワークショップ。IT業界で活躍する経営者や投資家たちが500名の学生たちに向けて2日間に渡りセッションを行った。

1日目のセッション2では「新進気鋭の起業家が語る20代のチャレンジの仕方」というテーマで、学生たちに一番近い20代の起業家たちが登壇した。スピーカーは、ウォンテッドリー株式会社代表取締役CEOの仲暁子氏、trippiece代表取締役の石田言行氏、株式会社FiNC代表取締役社長CEOの溝口勇児氏、一般社団法人リディラバ代表理事の安部敏樹氏、モデレーターをANRI General Partnerの佐俣アンリ氏が務めた。

意識もエネルギーも高い起業家たちの学生時代

20代で自分の組織を運営し活躍する彼らは、どんな学生生活を過ごしてきたのか。そして、その経験が現在にどうつながっているのか。

「いつかは起業をしたい」と思っていたというtrippice石田氏は、AIESECに入るがすぐに辞め、自分で学生団体を立ち上げた。世界中の子どもたちの写真を撮って興味を持ってくれた人とツアーを組んでいたという活動は、"みんなで旅をつくる"という今の事業につながっている。

意識だけは高かったが、何をしたらいいかわからなかったと当時を振り返る石田氏は「『起業をしたい』と言っていると、言葉がプレッシャーになって動かざるを得ない状況になる。起業をしたければすればいい。でも最終的には、純粋に勝つ!気持ちと力がなければ生き残れない」と語った。

京都大学在学中に「なんちゃって起業をした」というウォンテッドリー仲氏。バイト先の先輩が立ち上げた会社で手伝いをするうちに「自分にもできる」と思い、起業。フリーペーパー制作の受託制作などを行っていたが、上手くはいかなかったという。しかし、その経験からビジネスがどう動いているかを理解することができ、「就職をしなくても生きていける」という感覚を得た。

その後、ゴールドマンサックスに入社し、フェイスブックジャパンの立ち上げに参画。そこで「全く新しい情報伝達の可能性」を目の当たりにし、10年に1度のチャンスだと思い、起業し、今に至る。その時、仲氏の背中を押したのは、学生時代に得た感覚だったのかもしれない。

「エネルギーがあり余っていた」というリディラバ安部氏は、そのエネルギーを発散するためにいろいろなことにトライするうちに、気付いたら事業が回るようになっていたという。ホームレスの炊き出しなどにも参加したが、それは助けたいという思いよりも、単純に知りたいという興味があった。そうして、エネルギーが向かうまま行動を積み重ねていくうちに"社会の無関心を打破する"という今の事業につながった。

「起業家たちは、とにかくエネルギーがあって学生時代からいろいろやっている、いわゆる意識高い系の人たちが多い」という佐俣氏。自身も学生時代は、体育会ボード部に所属していたが、腰を壊したため、写真部に入り、1年で10万枚の写真を撮ったりと積極的に活動していたという。

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