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[虎四ミーティング~限界への挑戦記~]
福田正博(サッカー解説者)<前編>「ブラジルW杯、ザックジャパン惨敗の要因」

2014年07月11日(金) スポーツコミュニケーションズ

相手の守り方にはまったギリシャ戦

二宮: 今日は新発売の「炭火塩だれやきとり丼」を食べながら、福田さんに鋭い切り口でサッカーのお話をお伺いします。
福田: よろしくお願いします。僕はよくすき家さんで食事しているんですよ。よく食べているのが「おろしポン酢牛皿定食」。それ以外にもメニューが豊富で、忙しい時にとても助かります。そんなすき家さんの新メニューをいただけると聞いて、楽しみにして来ました。

二宮: ぜひ、召し上がりながらどうぞ。
福田: ありがとうございます。うーん、塩だれが味をグッと引き立てている。サッパリしていて、とても食べやすいですね。

二宮: 常連の福田さんも大満足の味というわけですね。さて、熱戦が続いているFIFAワールドカップブラジル大会も、残すところ決勝戦と3位決定戦の2試合になりました。その中で日本代表は2敗1分けの勝ち点1でグループリーグ敗退。福田さんはこの結果をどのように感じていますか?
福田: 非常に残念ですね。結果に関していうと、3勝することも、3敗する可能性もあるのがW杯だと思うので、そこまで驚きはありません。しかし、内容があまりにも伴っていませんでした。特に初戦のコートジボワール戦では自分たちのやりたいこと、準備してきたことをまったく出せずに逆転負けしてしまいました。初戦をああいうかたちで落としてしまったので、2戦目、3戦目の戦い方を難しくしてしまったと見ています。

二宮: 引き分けた第2戦では、日本はギリシャが1人退場して数的優位に立ったにも関わらず、相手の守りを崩し切れませんでした。終盤にはそれまでザックジャパンがあまり見せたことのないパワープレーに打って出ましたが、これも不発。パワープレーが間違っていたとは思いませんが、やや準備不足の印象を受けました。
福田: 僕もパワープレー自体を否定するつもりはありません。なかなか最後のところで崩し切ることができなかったので、1つの選択としては致し方なかったでしょう。ピッチ上の選手たちも、パワープレーの選択に納得していたように映ります。しかし、それを見越した上で、その戦術に見合ったメンバーを入れておくべきだったことも事実。その辺のチグハグさは否めませんでしたね。

二宮: 崩し切れなかった要因はどこにあったのでしょう?
福田: やはり初戦を落としたことによって、“勝たなければいけない”という気持ちが強くなったのではないでしょうか。数的優位に立ったことで余計にその気持ちが強くなり、攻め急ぎにつながってしまいました。それが原因で攻撃が単調になっていたんです。

二宮: クロスをゴール前に入れるにしても、もう一工夫欲しかった。
福田: ギリシャは中央を固めていて、そこにクロスが入れられるのは彼らの想定内なので守りやすいんです。ギリシャの守り方に日本がはまってしまったという印象ですね。

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