【舛添都知事日記】日本全国で定着してほしい「真のワークライフバランス」
〔PHOTO〕gettyimages

女性幹部の養成に努力したい

6月30日(月)、7月16日に発令する幹部人事を内示した。知事就任以来、初めての大型人事であるが、能力ある人材を登用するようにこころがけた。若手の抜擢人事もある。要は、知事の指揮下、都民のための政策を実現できる体制を敷いたということである。

6人の知事補佐官のうち、2人を女性にする。都庁の職員の3人に1人が女性であるが、残念ながら、これまでの都は、女性の幹部人材を十分に育ててこなかった。したがって、局長、副知事というポストにふさわしい人材が育っていない。私が陣頭指揮して、女性幹部の養成に努力したいと思っている。

社会保障にしても、防災にしても、女性の視点が不可欠である。仕事と家庭を両立できるように、ワークライフバランスを重視するべきことを、就任演説で指示しておいた。

しかしながら、まともに仕事をしない知事が20年間も続いたためか、都の職員には、ワークライフバランスではなく、ライフライフバランスといったほうがよいようなサボり癖がついてしまっている。過剰労働などもってのほかであるが、せめて知事が一所懸命に仕事をしている間くらいは、それを支える程度の仕事をしなければダメである。率直に言って、都庁の職員は、霞が関の役人の何倍も楽をしている。

効率よくスピード感をもって仕事をして、夕方になったら帰る。夕餉は家族団らんの場とする。そして、明日への英気を養う。それこそが、真のワークライフバランスである。日本全国で、そのような仕事のパターンが定着してほしいと思う。

課長がのんべんだらりと仕事をして、遅くまで職場に残るため、その課の職員が皆、帰宅できないというような職場は無くさねばならない。1時間でできる仕事を3時間もかけるようでは失格であり、無能だと言わざるをえない。もう少し仕事の効率ということを考えねばならない。

しかし、都庁職員の場合、その問題よりも深刻なのが、20年間の実質的な知事不在状況下で、好き勝手に仕事するという悪弊が身についてしまっていることである。その身勝手さの口実がワークライフバランスというのでは、恥ずかしいかぎりだ。

毎日出勤して、人並みの仕事をする知事が来たのだから、根本的に勤務態度を改めなければならない。地方交付税交付金の不交付団体であることは誇るべきであるが、それが都庁職員の勤務態度にまでも微妙な影響を与えているような気がする。

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