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[ボクシング]
近藤隆夫「“最強”ローマン・ゴンサレスを迎え討つ八重樫に“策”はあるか」

2014年07月07日(月) スポーツコミュニケーションズ

「根性で負けるつもりはない」

注目の一戦が正式決定し、「やるしかない」と意気込む八重樫。

 さて、秋口から盛り上がりを見せるボクシング界だが、その先陣を切る見逃せないカードがある。9月5日、東京・代々木第2体育館で行われるWBC世界フライ級タイトルマッチ、王者・八重樫東(大橋)と挑戦者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)の一戦だ。まずは、ゴンサレスの挑戦を受ける八重樫の志の高さを評価したい。

 ゴンサレスは言わずと知れた「軽量級最強」と目される男である。87戦全勝のアマチュア成績を引っさげ、2005年にプロデビューを果たして以降、39戦全勝。うち33のKO勝ちがある。この間にWBA世界ミニマム級王者となり、3度防衛。WBA世界ライトフライ級王座も制して5度防衛し、スーパー王者にも認定された。

 日本人選手とも3試合を行っている。松本博志(角海老宝石)、新井田豊(横浜光、当時WBA世界ミニマム級王者)、高山勝成(真正、現IBF世界ミニマム級王者)とグローブを交え、いずれも完勝。売りはハードパンチだが、試合運びにも長け、死角は見当たらない。そのため、亀田兄弟はもちろん、井岡一翔(井岡)らも彼と闘うことを望まなかった。

 そんな最強の男を王者として迎え討つ八重樫は言う。
「皆、ゴンサレスが勝つと思っているでしょう。たぶん僕がゴンサレスよりも優れているのはハートだと信じている。フィジカルで負けて、パンチで負けて、スピードで負けて、でも根性で負けるつもりはない。最後まで絶対にあきらめない」

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