賢者の知恵
2014年07月08日(火) 週刊現代

ゼロになって死にたい「0葬」のすすめ【第2部】最期くらいわがままに病院なんかで死なない

週刊現代
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〔PHOTO〕gettyimages

無理な延命はしない

新しい「逝き方」が求められているのは、何も死後のことばかりではない。

まさに人生の終わりを迎えるそのときを、どう過ごすか。つまり、「どうやって死ぬか」も、いま大きな転換点を迎えている。

現代の日本では、多くの人は病院で「そのとき」を迎えている。

「ところが、病院に運ばれると、穏やかな最期を迎えられないという人がほとんどなのです」

こう話すのは、'95年から24時間態勢の在宅診療をつづけている長尾クリニック院長の長尾和宏医師。いったい、どういうことなのか。

「本来なら、病院でも穏やかな死は迎えられるはずなのですが、それがなかなか実現しない。

医師は、死を前にした患者に対して何もしないと、家族に訴えられると思い、患者を全身、点滴などの管だらけにしてしまう。栄養や水分を入れ過ぎた結果、病院で亡くなる人の体重は自宅で枯れるように旅立つ人より10kgも重いという報告もあります。

水分が過剰だと(息苦しくて患者が)暴れるので、体を縛り抑制する。抑制すると大きな声を上げるので、麻酔で意識をなくす。

医療関係者も、こうしたことに慣れきってしまって、人間の最期というのはこんなものだと思い込んでいるのです」(長尾氏)

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