賢者の知恵
2014年07月17日(木) 週刊現代

「平成の吉永小百合」にみんな夢中!NHK『花子とアン』吉高由里子に心奪われて

週刊現代
upperline

不思議な人である。すごく清楚に見えるけど、奔放なエピソードには事欠かない。天真爛漫なのに、どこかカゲがある……。正体がつかめないから、さらに惹かれる。女優・吉高由里子の「核心」に迫った。

この子しかいない

吉高由里子(25歳)が主演する朝ドラ『花子とアン』の勢いが止まらない。番組開始から11週連続で週間平均視聴率が20%を超え、6月9日からの週は23・3%を叩き出した。

「この作品では吉高さんの清楚な顔立ちが、とても生きている。朝、あの笑顔を見ると今日は昨日より良い一日になると信じられる。もともと彼女は若い世代に人気があったけど、絶世の美人というわけでも、スタイルが抜群にいいというわけでもない。それが今回の朝ドラ主演で、それまで彼女をよく知らなかった中高年層から、爆発的な支持を受けるようになりました」(元日本テレビ解説委員で法政大学社会学部教授の水島宏明氏)

なぜ私たちはこれほどまでに、吉高由里子という女優に心を奪われるのか。彼女の知られざる素顔、人柄を、関係者の証言をもとに明かしていこう。

生まれは東京。高校1年生のとき、原宿で買い物をしている最中に偶然スカウトされ、女優への道を歩き出す。

「吉高にはデビュー当時から、他の女優にはない自由奔放さがあった」と語るのは、当時まったく無名の新人だった吉高を抜擢し、彼女のデビュー作となる映画『紀子の食卓』('06年)を手掛けた園子温監督だ。

「忘れもしない。彼女はオーディションに一人でやってきたんです。高校の帰宅途中でセーラ服姿でした。しかも、学校の用事があって遅刻してきたんですが、まったく悪びれることなく『すいませーん』と軽いノリで現れた。将来の夢をたずねると、『バラエティーに出て、上からタライが落ちてきて、頭にガーンと当たって、ウケるような存在になりたい』なんて言う」

そのオーディションには沢尻エリカら売れっ子女優も参加していて、他のスタッフは無名の吉高にまったく関心を示さなかったが、園監督は「この子しかいない」と確信したという。

「ダイヤモンドの原石を見つけた気分と言ったらいいのかもしれない。存在感は圧倒的でしたね。他の子たちは僕の前で緊張したり、いい子ぶったりしているのに、吉高だけはまるで物怖じせず、それでいて、不思議と失礼な感じを抱かせない。なんともいえない輝きを持った子でした」

映画『渋谷区円山町』('07年)で吉高を起用した永田琴監督もこう語る。

次ページ 「吉高は本当にヘンな子でね。普…
1 2 3 4 5 次へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事

最新号のご紹介

underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ