不動産、LED、太陽光発電・・・「商材」を変えて繰り返される詐欺事件で暗躍する
反社・偽造集団の実態

                                                                                             Thinkstockphotos/Getty Images

警視庁捜査2課が、世田谷区の土地所有者に成りすまして不動産を不正に売買したとして、染谷俊之容疑者、笹井文男容疑者ら男5人を逮捕して取り調べを進めているなか、組織犯罪対策4課は、今年1月に摘発した電通LED詐欺事件を粘り強く捜査、6月24日、新たに森田敏男容疑者、高橋利久容疑者ら男6人を逮捕した。

偽造書類を使った詐欺集団

免許証、不動産権利書、印鑑登録証などをすべて偽造、土地を不正取得する犯罪者を「地面師」と呼び、世田谷の事件はそれに当てはまる。それに対してLEDの方は、電通の担当者を取り込んで架空発注を繰り返し、前渡金を騙し取ったという詐欺事件である。犯罪の舞台装置は違う。

ただ、共通なのは、事件の背後に、本人確認の証明証から権利書関係などすべてを精巧に仕上げる偽造集団の存在があり、地面師もLED犯罪者も偽造書類を使った詐欺集団であることだ。まだ、表面化しているものは少ないが、再生エネルギーブームのなか太陽光発電の経済産業者の設備認定などの偽造が横行、ブローカーなどが持ち歩いている。

従って、逮捕者たちは重なり合う。

これまでに電通LED事件で逮捕されたのは14名。なかに地面師業界でその名を知られた大物が2人含まれている。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら