頭に来てもアホとは戦うな! 孫子の兵法とマキャベリの君主論を現代版に翻訳!?

2014年07月01日(火) 田村 耕太郎

アホと戦ってきたアホだから書ける本

最新刊『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思いどおりにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』を7月8日に上梓する。この本にはかなりの自信を持っている。それは私自身が「アホと戦う最低のアホ」だったからである。アホと戦うことの虚しさと無駄を心と身体で実感しているのだ。

恥ずかしながら、まだ一部はアホのままであるかもしれない。そう言ってしまうと本を書く資格が問われるが、なかなか人間の性質は変わらないもので、課題を自覚して苦しみながら改善している最中だからこそ、より多くの人に学びを共有できるのだと思う。

大げさに言えば、私の人生における二大バイブルである『孫子』と『君主論』を現代の日本社会に合わせて焼き直したものだという自負もある。孫子のエッセンスである「非戦論」と、君主論のシニカルなまでの「人間観察術と権力闘争処世術」をいいとこどりしたような内容と言いたいところだが、言い過ぎだろうか。

この本は「頭に来てもアホとは戦うな」という私のツイートから始まった。まさにこの本のタイトルである。このツイートを見て「本にしませんか」と声をかけてくれたのが、この本の編集者・大坂温子さんである。

当時の私は、シンガポールへの引越しの準備と外国企業の戦略顧問の仕事とで手いっぱいで、本を書く余裕も意欲もなかった。これまで何冊か本を書いてきたが、私のような素人にとって一冊の本を書くということは、"命を削る"と言えば大げさだが、それくらいとてつもなく辛い作業なのだ。にもかかわらず、なぜ書いてしまったのか? それは、編集者の"日本へ一石を投じてみたい"という熱意にあった。
 

頭に来てもアホとは戦うな!
著者=田村耕太郎
朝日新聞出版 / 定価1,404円(税込み)

◎内容紹介◎

仕事に人間関係のストレスはつきものだ。ぶつかり合いや、言い合いといった直接的な諍いだけでなく、暗黙の敵意などを感じることもある。しかし、こうした人間関係の怒りや悩みは、仕事で成果を出すためには全くの無駄。本書の方法を実践することで、ストレスや時間のムダがどんどん減り、成果に集中できる。自分をコントロールし、他者との関わりを変えるだけで、みるみる成果が上がっていくのだ。苦手なヤツほど徹底的に利用せよ! 目標がみるみる叶う、最強の「人の動かし方」を伝授!

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田村 耕太郎

(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。
国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社取締役東京支社長。
1963年生まれ。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了、東京大学EMP修了。
2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。
シンガポールの国父リー・クアンユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。
2014年8月、シンガポールにアジアの地政学リスクを分析するシンクタンク「日本戦略情報機構(JII)」を設立。また、国立シンガポール大学(NUS)リー・クワンユー公共政策大学院の兼任教授に就任し、日本の政府関係者やビジネスリーダーに向けたアジア地政学研修を同校教授陣とともに実施する。
著書に『君に、世界との戦い方を教えよう 「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』などがある。