リチャードブランソンに質問---最善のサバイバル戦略~ビジネスの協力を政府や実業界から得るには?~
『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
〔PHOTO〕Thinkstock by gettyimages

利己的な利益追求は長続きしない

【質問】 わたしたちは、地域社会にいい変化をもたらすサービスを進んで提供しようと考えています。しかしなぜ、政府や実業界の協力を得ることがこれほど難しいのでしょう。利益第一主義ではない、と言ったとたんに彼らは引いてしまいます。この障害をどうやって乗り越えたらいいですか?
(ロッド・マクブライド、ヨハネスブルグ)

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――ブランソン: かつてビジネスの世界は、利益のみを問題とする非情なところでしたが、いまはそれが急激に変わってきています。どんな犠牲を払ってでも利益を追求する企業はどこか、あるいは、倫理にかなった行動をとっている企業はどこか、ということが、より分かりやすくなってきており、それが、顧客が商品を購入する際の判断の基準となるのです。このことは、ロッドさんのビジネスモデルのほうが、長期的に生き残って成長し続けるということを意味しています。

テクノロジーが変化を加速させ、この戦略の実際上の強みを最近の研究が明らかにしています。私は昨年、長期的なサバイバルの確率は利己的な行動では上がらない、という、ゲーム理論の研究結果を読みました。この研究をおこなったミシガン州立大学のクリストフ・アダミとアレンド・ハインツは、コミュニケーションと協力の重視こそが、はるかに優れた戦略である、と指摘しています。

アダミはBBCで「利己的なことは短期的には有利であっても、長期的には決して有利とはならず、やがて滅びます」と語っています。彼は進化論的環境でのサバイバルについて説明しているのですが、そのアドバイスは起業家や経営者にも役立ちます。

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