小林りん×岩瀬大輔【中編】「親の大切な役割は、多様な選択肢を見せ、背中を押してあげること」
[左]岩瀬大輔さん(ライフネット生命代表取締役社長兼COO)、[右]小林りんさん(インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢代表理事)
2014年4月に「我が子の多様な生き方を支える教育論」をテーマにセミナーが開催された。軽井沢に全寮制インターナショナルスクールを開校する、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)代表理事の小林りんさんと、ライフネット生命保険代表取締役社長兼COOの岩瀬大輔さんが対談を行った。【前編】はこちら。

「強みはとことん伸ばして弱みは諦める」

岩瀬: さて、ライフネット生命保険の社員から「小林りんさんにこういうことを聞いてみたい」という質問があったので、いくつか紹介させていただきます。まず、「東大に入ったときは受験したのですか? 帰国子女入試みたいな形だったのですか?」という質問です。

小林: いや、一般入試でした。2年間しか海外に行っていなかったんですが、帰国子女枠は3年以上じゃないと認められないので。ですから、中学、高校、大学、大学院で入試を経験しています。

岩瀬: 何か必勝法のようなものはあったのですか?

小林: 計画を立てて何かをやるのはすごく得意だったと思います。私の場合、中学受験も高校受験も大学受験も、全部半年くらいしか準備する期間がなかったんです。小学校6年生くらいのときにいじめられて、半ば現実逃避するような形で中学受験をしようということで、いきなり塾に行き始めて受験をしたんです。

中学時代も部活ばっかりやっていて、3年の半ばから高校受験の準備をしました。大学もカナダの高校を卒業して帰ってきて、半年間しか時間がなかったので勉強しました。ものすごく時間がなかったですね。

それで何をやったかというと、「この学校に受かるにはこの参考書が必要だ」という情報をみんなから聞いて、それを全部買ってくる。まず1日かけてすべての目次に「何月何日の何時にはこの章をやる」とプランを作り、その通りにやるということを、中学、高校、大学の受験勉強でやりました。